スウェーデン語の絵本屋であるLilla Bokhandelnはネットショップ。実店舗準備における店長の体験記を少しだけ。
今更ですが、Lilla Bokhandelnは二人でやっておりまして、ブログも二重人格ブログとなります。
最近はすっかりビョルネンさんに更新をまかせて、めっきりブログを書かなくなってしまった店長ですが、実店舗実現に向けての道のりを記録するためにも、何回か登場したいと思います。
前回、営業許可について保健所で話を聞いたというハナシをビョルネンさんが書いていましたが、それについてもうちょっと詳しく書いてみたいと思います。
菓子製造業許可って?
洋菓子、和菓子、パンなどをその場で作って販売したい、という場合は、この菓子製造業許可が必要になります。
自分たちも、「スウェーデンのお菓子を作って販売したい」と思ったので、この許可が必要になります。
この許可を取るのにまず大事なのは製造場所。
衛生管理のできる場所で作る、というのが大前提なので、そのためにはいろいろと細かい条件があるのです。
例えば、以下の様な条件です。
- 壁で仕切られた空間(製造室)で製造すること
- シンクの他にひじまでしっかり洗える手洗い場があること
- 扉つきの戸棚があること
- 床は耐水性であること
- 冷凍庫、冷蔵庫には温度計を設置すること
- 換気設備があること
などなど。
つまり、カウンターだけの場所で製造して、それをお持ち帰りのお菓子として販売してはいけないのです。
什器は中古で
とにかく、製造室なる仕切られた空間が必要ということで、その中に菓子作りに必要なものを備えなくてはいけないのですが、それらをそろえるだけでも結構な費用がかかってしまうわけです。
冷凍庫、作業台、オーブン、シンク、手洗い・・・ギャー、予算オーバーじゃ。。。(手がプルプル)
となるのはもうわかっていたので、最初から什器は中古でそろえると決めていました。
テンポスバスターズ、という中古の業務用厨房機器を扱うお店で、見積もりを取ってもらっています。
もちろん、新品で買った方が良いものもありますが、中古のものを選ぶことによって、かなり諸経費を安く抑えられるのです。
ちなみに余談ですが、保健所で「シンクは二槽じゃないとダメです。」と言われ、「じゃあ一槽を手洗い専用にするから、手洗いはいらないですかね?」と言ってみた所、「ダメです。手洗いは必ず必要です。」と即却下されました。。。
一人でお店やるのに、どんだけ水出るんじゃいっ。
と心の中で思いつつ、「わかりましたっ!」と元気良く返事をした店長でした。
食品衛生責任者
菓子製造の設備面のほかには、食品衛生責任者という人を一人置かなくてはいけないという決まりもあります。
これは、講習を受けるか、もしくは調理師や製菓衛生師などの資格があればOKです。
一応、店長は製菓衛生師の資格を持っているので、ここで初めて役に立つわけです。
まだ申請できず
今の段階では、店のレイアウトが固まっていないので、まだ申請ができないのですが、オープン予定の10日~二週間前くらいに申請書を出すのが目安だそうです。
とりあえず、少しずつ前進しなくては!