
スウェーデン語の絵本屋であるLilla Bokhandelnはネットショップ。実店舗準備における店長の体験記を少しだけ。
スウェーデンのお菓子、といっても、日本になじみのないものばかり。まぁ、だからこそ作る価値があると思うのですが、お金を出して買ってもらうからには、ちゃんと一つ一つ丁寧に作らねば!と思うわけです。
そんなわけで、時間があればコソコソと試作の菓子を作っては 味見させ、 味見してもらい、コメントを要求する、という日々。
プリンセストータ

緑のマジパンで覆われたスウェーデンの代表的なケーキ。カフェでは定番のケーキです。
スウェーデンに行かれたことのある方は、この緑のケーキに「ウゲッ!なんじゃこりゃ。」とびっくりした方も多いのでは。今ではピンクとか黄色とかのケーキもありますね。
中のスポンジはバターを使わず、軽くフワフワっと仕上げて、ラズベリージャムとカスタードをはさみます。
マジパンは本来はもうちょっと黄緑に近いのですが、天然色素のクチナシを使ったらちょっと渋くなってしまいました。。。
クリングロル

めがねのようにくるっと結んだ形がかわいいクッキー。生地には砂糖を使わず、表面にパールシュガーをまぶしています。
なんとかクリングロル、みたいに、いろんなバージョンがあるらしいです。
レモンスティック

チーズケーキのような風味が広がるソフトクッキー。レモンの皮をすりおろして練りこんでいます。
もうちょい細長く焼きたい。
モカの糸玉

ほろりとしたココア生地を毛糸のように丸く搾り出して焼いたクッキー。
これ、きれいな丸にするのが結構難しいかも。改良の余地あり。
ルバーブケーキ

今、6月7月が旬のルバーブというフキのような野菜を使ったケーキ。

日本ではあまりなじみがない野菜ですが、長野とか涼しい地域で栽培されていて、火を通すと酸味が出てジャムやパイなどに適しています。北欧ではその辺(家の庭や公園など)に生えているなじみのお野菜。
思いがけず手に入れたので焼いてみましたが、ちょっと入れすぎました。でもこの甘酸っぱさが良いですねー。バニラアイスやカスタードに合いそうです。
もぐもぐもぐ…。
と、食べてばっかりですが、試食は食べるだけではダメなのです!
味はもちろんのこと、見た目、大きさ、材料費、手間、梱包資材などなど、いろんなことを考えながら作業しないといけません。あーでもないこーでもない、と。
さて、明日は何を焼こうか。
mvh 店長