18年06月28日(木)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
- 2018年7月のガイダンス開催日
- 07月05日(木)16時~17時
- 07月14日(土)16時~17時
- 07月19日(木)16時~17時
- 07月28日(土)16時~17時
※ お申込み方法はコチラの詳細PDFをご確認ください
7月13日(金)と18日(水)に開催する「お菓子教室:ルバーブのクランブルタルト」の詳細をアップしました。ルバーブを使って何かを作ったことがない方であれば、新たな発見にも繋がるでしょう。念のためお伝えしておくと、べつにスウェーデンに興味なくても参加していただけます(ノルウェー派でも、フィンランド派でも、デンマーク派でも怒りません)。
今日のリッラ・カッテン
明日の夏至祭イベントのため、店長から命じられたジャガイモの皮むき。こうやってジャガイモと対峙するのは久しぶりなので、スウェーデン留学のときを思い出しました。
ストックホルム大学に留学していた時は寮生活。そこでは自炊だったので、料理が好きではない自分もそれなりに何か作っていました。外食にもそこそこお世話になっていたのですが、スウェーデンでの外食はべらぼうに高い。牛丼屋にいけば500円でお釣りがくるという、日本の外食産業の存在は本当にありがたいものです。
週に何度か、学校から帰ってからポストに投函されたスーパーのチラシを見てジャガイモやタマネギの値段を比較するのも楽しみの一つでした。
ジャガイモをサイコロ状にしてベーコン&タマネギと一緒に炒めるスウェーデンの家庭料理、ピッティパンナ(Pyttipanna)のマネゴトはよくやった憶えが。だからジャガイモとタマネギだけは切らさないように、しょっちゅう街へ買いに行ってました。
写真はフィンランドのヘルシンキ駅構内で見つけたファストフード店のピッティパンナ。「フィンランドにもピッティパンナあるんだ」と感心して、食べたときに写真を撮っておいたもの。
ちなみに同時期に留学していた店長は当然ほぼ自炊。スウェーデンの「Blue Dragon」というアジア系食材ブランドのコメを炊いて、おかずに肉じゃがを作ったり、そしてそれを寮の同じフロアで暮らす人々に振舞ったり。よく考えると当時から食べ物でコミュニケーションしていたんですね。もちろん自分もご相伴にあずからせていただいていました。
製品情報のページを見ると「SUSHI NORI」、「TERIYAKI SÅS」、「MIRIN」とか、外国語がわからなくても日本人にはソレとわかってしまう食材がちらほら並んでいます(MIRINからネコを連想してしまったあなたは北欧食器好き)。
ブランドのサイトを見ても運営会社の情報がちゃんと載っていなくてアヤシイけれども、親会社はスウェーデンのHaugen Gruppenというノルシューピング(Norrköping)という街にある会社のようです。スウェーデンのスーパーに行ったらどんな日本語があるのかを探してみるのも面白い。最近耳にするようになったものでいえば「SHIITAKE」とか。
今日ジャガイモの皮をむいていたというハナシから、Blue Dragonのハナシになるとは。
Emil i Lönneberga av Astrid Lindgren(アストリッド・リンドグレーン)
ルンネベリアに住むひとりの少年は”ルンネベリアに住むエーミル”という名でした。ちいさな厄介者で、あなたのようにやさしい子ではなかったのです。エーミルの外見はやさしそうだったのに、決してやさしくはありませんでした。彼が叫んでいないときには、青くて丸い目に赤らんだ顔、そして明るく柔らかな髪、そのすべてがやさしそうな外見だったので、人々はエーミルのことをまるで本物の天使のようだと思っていました。でもそんな思い込みをするべきではないのです。「エーミルはいつもたくさんのイタズラをして、ほんとにこの子は」と、エーミルと一緒にルンネベリアのカットヒュルトに住んでいるリーナは言いました。「エーミル自身がイタズラをしなくても、彼の周りにはやっぱり何かが起きるのだから。こんな子供、いままで見たことがないわ!」あなたはどうですか?
ビョルネン・ソベル