2017年6月から7月にかけて、北欧スウェーデンとフィンランドへおつかいへ行くことにしました。その様子を準備段階からまとめていきます。
いままでくだらないハナシにお付き合いいただいていましたが、いよいよおつかい旅の本編が開始です。この文章は、ヘルシンキのホテルで書いています。簡単にネットがつながる、すごい時代ですね。
まもなく夏至を迎える北欧。時刻はまもなく22時といったところですが、日はオレンジになりかけの夕方のような感じ。北欧というキーワードから白夜を連想される方も多いですが、ヘルシンキは完全に日が沈まないというところまではなりません。フィンランドやスウェーデンでも、白夜が実現できるのはもっと北の方です。
とはいえ、大学生の頃にスウェーデンを訪れたとき以来の北欧の夏を、いままさに体験しています。この時間感覚を狂わせるほどの日照時間は日本では味わえません。寝るのがもったいない。
そしてここに至るまでの本日の経緯をかいつまんで書きたいと思います。できるだけ短めに。
出発の朝、起きると快晴の空。5時台の電車で移動を始め、9時50分の飛行機でフィンランドの首都であるヘルシンキに飛び立ちます。ヘルシンキに2日ほど滞在し、その後にフェリーでメインの目的国であるスウェーデンに入るのです(スウェーデンへの直行便は現在ありません)。
フライト予定時間は10時間。長く感じますかね。しかし自分にとっては久しぶりの北欧直通の飛行機。これまでは安さを優先していたために南半球経由などのルートで北欧にアクセスしていたため、フライト時間が20時間ちかくなることも少なくありませんでした。それに比べたらかなりラクなのです。フライト10時間、しかも乗り換えなし、天国か。
しかも3列シートの窓側2席に、フライト時間になっても誰も来ませんでした。実質、独り占めです。6月に日本から北欧へ旅行するのは、実は穴場なんでしょうか。
初めてフィンエアーを使ったのですが、いちいち(いい意味で)マリメッコが顔を出してきます。紙コップだったり、紙ナプキンだったり、アメニティグッズが入ったポーチだったり。一気にフィンエアーのファンになりました。
10時間のフライトを経てフィンランドに到着。この旅で面倒だと思っていた入国審査、それが心配でした。フィンランドの入国審査をスウェーデン語で受け答えするべきか、もしくはたどたどしくなることを覚悟で英語にするか。
「日本人のくせにスウェーデン語を操るとは怪しいヤツ、この者をしょっぴけい!」というケースもあるんじゃないかと。なぜここまで心配しているかというと、過去にスウェーデンからの出国審査のときにちょっと雲行きが怪しくなりかけたことがあるので、最悪別室に連れてかれるくらいあり得るな、と(悪いことしてないけど面倒くさいな、って)。
ご存じない方のために説明すると、フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語の2つです。したがって、公的要素の強い窓口ではスウェーデン語が通じるハズなのです。
「スウェーデン語で答えていいですか?」
「いいですよ。」
というやり取りからスタート。
「スウェーデンに住んでいたことは?」
「今回の滞在期間は?」
「入国の目的は?」
などの質問をそこそこのスウェーデン語でやり取りし、意外とすんなりと入国スタンプを押してもらうことができました。心配するほどではありませんでしたし、フィンランドでは十分スウェーデン語だけで入国審査が通れることがわかったことが、英語が苦手な自分にとってかなり大きな収穫です。
今度からスウェーデン語学習者の方にはフィンランドから入国することをお勧めしようと思います。
今回、フィンランドを訪れた目的は観光を含めていろいろとあるのですが、どれだけスウェーデン語が通じるのかを実験する目的もありました。
“自分のそこそこのスウェーデン語力で”という前提になってしまいますが、公的なところや接客業であれば結構スウェーデン語が通じますね。観光案内所では担当者の方がバッジに対応可能言語を国旗で示してくれているのですが、そこにスウェーデン国旗がある場合は多そうです。
より深い考察についてはまたどこかで。帰国後に今回の出来事を冊子にまとめようと思っているので、そこで詳しく書くかもしれません。
今日は何も考えずにヘルシンキをふらつきましたが、明日は行きたいところを事前に調べてから動こうと思っているので、寝る前にいまから調べものをしなくてはなりません。
本当はもっといろいろな出来事がありましたが、それを全部書いていたら明日の朝になってしまうので、今日はそろそろこの辺で。もうね、びっくりするほどつまらない観光ボートに乗ったり、カフェに行ったりとかもしたんですけどね。今日は省略。
相当なことがない限り、こちらに滞在中は少しずつでもその日の出来事を書く予定です。
ビョルネン・ソベル