あまり触れる機会の多くない言語であるスウェーデン語。北欧絵本に興味があっても読めないから手が出しづらい、という方に向けてスウェーデン語を少しだけ解説します。
スウェーデン語は英語の兄弟のような言語で、スウェーデン語も英語もゲルマン語というグループに属しています。英語が堪能な方がすこし勉強すれば、比較的カンタンに習得できる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、英語が得意ではないという方も多いと思います。ちょっと文法的なハナシも出てきますが、できるだけゆっくりと少しずつかみ砕いて説明していきます。
まずは、入門編ということでシンプルな文章から読んでみたいと思います。
スウェーデンの古い教科書「Nu ska vi läsa – Första boken」から抜粋して、このリスのお話を課題テキストとして読み解けるようにしていきましょう。
この教科書はこちらのページでも紹介していますが、スウェーデン版「ピッピ」や「やかまし村」の挿絵を担当しているイングリッド・ファン・ニーマン(Ingrid Vang Nyman)がイラストを描いています。
まずはスウェーデン語を書き出してみます。
エーコレン・エー・ピッグ・オック・スート
Gärna äter han en nöt.
イェーナ・エーテル・ハン・エン・ヌート
これを日本語にするとこんな感じです。
彼は喜んでナッツを食べます。
単純な一文ですが、ここにスウェーデン語の文法の基礎が色々と詰まっていますので、ゆっくりと解説をしていきたいと思います。