ビョルネンは時間泥棒@19年01月30日(水)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店内イベント

  • 《満席》 19年02月15日(金)/16日(土)12時~
    スウェーデン洋菓子教室「セムラをつくろう!」

    洋菓子教室の詳細ページ

  • 《満席》19年02月13日(水)12時~13時
    お話会「日本に住んでみて感じたこと、気が付いたこと(仮)」

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【02月】09日(土)/14日(木)/23日(土)/28日(木)

今日の時間泥棒

まず御礼から。『ネイティブによる「スウェーデン語講座」』が満席となりました。ありがとうございます。

お伝えしているとおり、まだ具体的にどのような方針でレッスンを進めるかは決まっていません。初回に集まってくださった方々の意見を取り入れながら講師のJanさんと今後の流れを決めていく予定です。

とりあえず、いま(たしか)タイにいるであろうJanさんに「満席になりました」という報告のメールは近々しておきたいと思います。

STOCKHOLMS LEKPARKER av Annika Nyström(Karneval förlag)

一日中ウチにいると写真を撮る対象が、本をはじめとした印刷物しかない。唯一ファミマに昼を買いに外に出たけれども、そんな短時間で撮りたいものなんて見つかるわけないし。

写真なしでフリーテーマで2度ほど書いてみたものの、あんまりラクじゃないんですよね。むしろ時間が掛かった気がする。”自由”って、意外と”不自由”なもので(知ってた)。よくこんな迷走している文章を読んでくださる方がいらっしゃるものだと、不思議なものです。いや、本当にありがたいんですよ。

だから、ウチに転がっていた面白い本をチョロっと紹介。ここでの”面白い”は、古語的な”趣がある”という意味で。

その名も「STOCKHOLMS LEKPARKERストックホルムス・レークパルケル」という本で、「ストックホルムの公園」を扱った本です。

思い出の公園「Tegnérlundenテグネールルンデン

そんなに公園の存在を気にしてストックホルムを歩いているわけではないけれども、何気なくパラパラとめくればいくつか存在を知っている公園がチラホラ。もちろんいいオトナなので、掲載されている公園でガッツリ遊んだことはないけれども。この本のいいところは、そこら辺のホントどうでもいい公園まで掲載してくれているところですね。

自分の思い出深い公園は、ストックホルム中央駅からもそこまで離れていないところにある「Tegnérlundenテグネールルンデン」という公園。かつてスウェーデンで活躍した童謡作曲家「Alice Tegnérアリス・テグネール」の名を冠しています。

いまこの本に書かれている内容を読んで「そうだったかな。あったかな」と思ったのですが、この公園で独りぼっちでいる少年から着想を得たアストリッド・リンドグレーンが「Mio min Mio(ミオ、わたしのミオ)」を書いたことの記念に、彼女の像が置かれているそうです。

で、何が自分にとって重い刑事というと、もとい思い出かというと、この公園で途方に暮れた体験があるから。

30~40kg近くの重量があるスーツケースをはじめとした荷物を転がしてストックホルム中央駅からこの公園まで歩いたんです。ストックホルムで滞在予定の「hotel micro」という安ホテルが、地図上ではこの公園を取り囲んだ道路に面していたので、「とりあえずここに行けば見つかるだろう」とタカをくくっていたのです。

まだ受付の時間になっていなかったけれども、先に場所だけ確認しようとホテルを探すために公園の周りを一周してみる。しかし、一向に自分が予約した「hotel micro」の名を冠した看板のようなものが見つからなかったのです。あるのは「hotel Tegnérlunden」という名前のホテルだけ。重い荷物と共に公園の周りを数周してみても、「hotel micro」はやはり見つからない。

「ネットの住所、間違ってるんじゃないの?」とか「建物裏側に入り口があるのかな?」とか試行錯誤をした結果、「受付の時間になったら、そこで初めて看板を出すスタイルなのかも?」という結論に至りまして。ホテルの受付時間まで何もすることなくボーっと過ごしていたのが、この公園。

ちょっと寒かったし、今でもあのときの焦りは思い出せる。スマホでいくら場所を確認しても、その場所には「hotel Tegnérlunden」しかないのだから。

ではどこに「hotel micro」があったのかというと、「hotel Tegnérlunden」の地下にありました。どういう経緯でその答えにたどり着いたのか憶えてないけれども、「もう”hotel Tegnérlunden”のヒトに”hotel micro”がどこだか訊いてみよう」と思って入ってみたんだっけかな。結局、2つのホテルの受付は共通だったんですよね。

それにしても。なぜホテルの受付が共通なのに、ホームページにその旨の案内もないし、看板もわかりやすい場所に掲示しておかないのか。ホームページにもわかりやすく「hotel Tegnérlundenの地下です」って書いとけ!消えないように油性マジックで書いとけ!

ということで、Tegnérlundenテグネールルンデン公園には「なんかイヤな思い出の公園」という感情が残っています。


さらに。どうにかホテルも見つかって、今日の夕飯どうしようかとストックホルムの中心地に来た時おこと。当時ストックホルム在住の知人夫婦(奥様が日本人)に「じつはいまストックホルムに来ています。オススメのケバブ屋あります?」という主旨のメールをスマホから送りました。

それをきっかけに是非会いましょうという流れになって知ったのですが、知人夫婦の当時の自宅は「hotel micro」の2~3軒隣のマンションだったんです。テキトーに選んだ宿の近くに知人が住んでたって、そんなことってあるんだね。

場所はわかりづらいけれども、そして地下なので窓はないけれども。一方でメリットとして、個室が確保できたり中央駅が近いわりに値段の抑えられる「hotel micro」はオススメです(トイレ&シャワー共同)。

あ、本の紹介じゃなくなってた。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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