ビョルネンは時間泥棒@19年01月18日(金)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

店内イベント

  • 《金曜のみ残1》 19年02月15日(金)/16日(土)12時~
    スウェーデン洋菓子教室「セムラをつくろう!」

    洋菓子教室の詳細ページ

  • 19年01月23日(水)12時~
    スウェーデン洋菓子教室「伝統クッキーをつくろう!」

    お申込みページ

  • 《満席》19年02月13日(水)12時~13時
    お話会「日本に住んでみて感じたこと、気が付いたこと(仮)」

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【01月】12日(土)/17日(木)/26日(土)/31日(木)
  • 【02月】09日(土)/14日(木)/23日(土)/28日(木)

今日の時間泥棒

リッラ・カッテンのシナモンロールのパン生地の肌

2月のスウェーデン洋菓子教室の残席が19年02月15日(金)の1席のみとなりましたので、一応お知らせしておきます。お申込みくださった皆様、ありがとうございます。セムラは人気者なんだなぁ、みつを。

そして今日のスウェーデン洋菓子教室にもご参加くださった皆様、ありがとうございました。自分は主に皿洗い担当として参加させていただきましたが、今日も店長と遊んでいただき感謝です。


毎日その日に焼いたものを提供しているリッラ・カッテンのシナモンロールのハナシ。

スウェーデン洋菓子店なので、もちろんスウェーデン風の、しかもクラシカルな渦巻きスタイルのシナモンロールを提供しています。本場スウェーデンのシナモンロールの特徴をしっかりと残しつつ、日本人の舌に合うように調整しています。

本場の特徴を残している点。たとえば、グルグルの形状、ガリガリとしたパールシュガーをまぶしているところ、そして使用するスパイスなど。対して敢えて日本人の舌に合うように変えている点でもっとも大きいのは、食感。日本人が好む、パンの”ふわふわな食感”に寄せています。

で。最近、シナモンロールの味を左右する一つの要素を調整しました。シナモンロールのパン生地の肌に見える黒いツブツブとしたものがソレなのですが、わかりますでしょうか。

スウェーデンのシナモンロールに使うカルダモンをパウダー状にしたもの

スウェーデンのシナモンロールの特徴のひとつとして挙げられる香辛料、カルダモンです。これがパン生地のツブツブとして現れています。

このカルダモンのメーカーや配合を調節しました。とても大きな変更ではない微調整くらいだけれども、従来よりもカルダモンの風味が感じられるようにしたかったのです。

カルダモンの風味を、強すぎず、弱すぎず、理想に近い形で利かせるための分量が店長のなかでおおよそ決まってきたようですし、味見役の自分もしっかりとカルダモンの存在感がアップしたことを確認しましたので、ここで紹介しました。何回か試行錯誤を重ねた結果として出来上がった、ようやくマイナーチェンジしたシナモンロールです。

とはいえ、よく市場で売られているお菓子とかに「おいしさアップ!(当社比)」というキャッチコピーには、「おいしくなったかどうかは御社の主観でしょう、知らんがな」と、常にギモンを感じている人間なので、決して「おいしくなりました」とは言いません。

より適切に今回のレシピ調整の結果を表すとすれば「よりカルダモンの風味が活きるようになりました」くらいのキャッチコピーがいいんじゃないかと思います。

カルダモンのパウダーを撮影するためにカルダモンのパウダーが詰まった袋の匂いを嗅いだのですが、自分の嗅覚の引き出しからは「何かの匂いに似ているな」と感じました。

しばらくは「なんの匂いだっけ」と考えて、ついに思い出せたのはハムスターの匂い。チモシーという牧草を敷き藁として飼っていた時のハムスター。

香辛料はそれだけの匂いを嗅ぐと、かなり独特で鼻に残るから困ります。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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