18年10月17日(水)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
「御魚ギャラリー」展示内容
- 18年10月02日(火)~31日(水)
『リンドグレーンの描く、世界の子供たち写真絵本展』 - NEW 18年11月06日(火)~12月15日(土)
『エルサ・ベスコフ絵本展』
店内イベント
リッラ・カッテンの「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【10月】11日(木)/25日(木)/27日(土)
店外イベント
18年11月10日(土)/11日(日)
「第14回 東京蚤の市(東京北欧市エリア)」
東京都調布市 東京オーヴァル京王閣 にて18年11月23日(金)/24日(土)
「かわさきパンマルシェ 2018」
神奈川県川崎市 川崎競馬場 にて18年12月15日(土)
「スウェーデンの食と文化 ― ルシア祭とルッセカット」
朝日カルチャーセンター横浜教室 にて
今日のリッラ・カッテン
本日は「荒川強啓デイ・キャッチ!」を聴きながら、延々とポストカード新シリーズのデータを整えていました。印刷物のデータ作成は、間違えたまま入稿してしまっては取り返しがつかないので物凄く神経使います。子どもの頃からケアレスミスが多い自分にとって天敵のような作業。この日報をアップしたら入稿作業をします。
で。今回制作するポストカードの大半を占めるのは「
ほの暗い森のなか、横たわる少年の周囲を取り囲む怪しいトロールたちの姿。少年のモデルは、ヨン・バウエルの息子のプッテとされています。
多くのヒトがイメージしやすいベスコフを用いて表しますが、スウェーデンの自然豊かな光景をエルサ・ベスコフが「陽」で表現したというのであれば、ヨン・バウエルは「陰」で表現したという感じでしょうか。
自分も120%「陰」に属する人間なので、ヨン・バウエルの作品に初めて触れたときから気に入りました。いや、世代によってはエルサ・ベスコフのような牧歌的な描写よりも、ヨン・バウエルのような幻想的な描写の方が好きだと思うんですが、どうでしょう。自分にとってのヨン・バウエルの絵に対するファーストインプレッションは「あ、ファイナル・ファンタジーじゃん」でした(ただし、ドラクエ派)。
大学時代、スウェーデンの何か所かを一人で巡った際に、その目的地の一つとして、彼の故郷である「
ヨン・バウエルの名を特に有名にしたのは「
よく考えると、日本でいえば明治後期ですね。その時代にクリスマスシーズンごとに出版されていた多くの子供向け童話集がスウェーデン児童文学発展の基盤になっていることは間違いないです。すでに言及しているかもしれませんが、いま自分の興味が最も注がれている時代がそこ。
さらに彼の生涯は意外な結末を迎えたり…って、日報ごときで彼のあれこれをまとめるには時間が掛かりすぎるし、まだまだ勉強不足な点もあるので、また別の機会に譲ります。ついでに付け加えると、間もなくスウェーデンで彼の生涯を描いた映画も公開を控えているようです(参照:John Bauer & Bergakungen | Den dramatiska kärlekshistorien om Ester och John Bauer blir film)。
とにかく、彼の作品6点がポストカードになります。そして、エルサ・ベスコフの作品を2点と、オリジナルのクリスマスカードを2点。計10点が近々お店に並ぶ予定です。
うまく印刷できればいいんですけどね。
※ スウェーデン語絵本の登録の復旧はしばらくお待ちください