18年03月09日(金)あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
- スウェーデン語講座 2018年3月前期:8日(木)、10日(土)、3月15日(木)
- 【残席2】18年3月14日(水):スウェーデンのセムラを作ろう!
- 【満席】18年3月28日(水):気取らないワッフルパーティー
- 【予定】18年04月27日(金):アストリッド・リンドグレーンおはなし会
今日のリッラ・カッテン
今日は東京へ。夜に行われる旧同僚の会社の周年パーティーがあるので、そのついでに東京での用事をいろいろと済ませることにしました。
金沢八景より電車に乗り、品川で降りて昼を食べ、さらに電車で最初の目的地へ。飯田橋から歩いて10分すこしのところにある、凸版印刷株式会社のなかにある印刷博物館です。
いろいろな年代のスウェーデン語を見ていると、時代による印刷方式のちがいが気になるもの。現在、もっとも安く印刷できるオンデマンド印刷が主流になってしまいましたが、古い年代の絵本では凸版印刷技術で印刷された絵本も見受けられるわけです。そこで、当時はどのように印刷されていたのかを知っておきたいと思ったのです。
ちょっと自分が期待していた展示内容とは違うものでしたけれども、オフセット印刷の様子が動画で見られたのはよかった。
飯田橋から表参道へ移動。またもや印刷屋さん関連なのですが、羽車(ハグルマ)という会社のショールームへ行きました。この会社からはよく封筒などを購入していますが、封筒や箱などへの印刷などを行ってくれる会社です。
自分にとって、こういった紙系のショールームは初めて。グラフィック系デザイナーであれば身近な場所なのかもしれませんが、WEBデザイナーがベースの自分にとってはちょっと縁遠い場所です。
まず入り口からハードルが高い。入り口に「インターホンを押してください」と書いてあって、中から開けてもらわないといけないらしい。コンビニのように自動ドアをガーッと開けて入れるわけではない。このシステムから無言のメッセージを感じさせられるわけです。「入ってくるからには、ここがどんな店だかわかってるんでしょうね?」と。冷やかしはお断りということです。
場所が(裏路地とはいえ)表参道というだけあって、ワチャワチャしたグループとかが冷やかしで入ってきても迷惑でしょうしね。店内もそれほど広くはありませんし。
なんとか中に入れてもらえたところで、お店の方から「順番にご案内しますので、店内をご覧になってしばらくお待ちください」と言われる。自分の描いていた青写真としては、ショールームに置かれているサンプルをちょこっと見せていただいて、何かインスピレーションを得られればいいかな…という軽い気持ちでいただけに、自動車ディーラーよろしく担当者の方がつくという事態に発展してしまうなんて予想していなかったわけで、内心すこし慌ててしまった。
なぜ慌ててしまったかというと、自分がきちんと”言語”を話せるかどうかということが心配だったからです。”言語”というのは、”印刷業界の共通言語”という意味。たとえば一般のヒトではピンと来ない表現として、紙をグラムで表したりするんですよ。たとえば、「ケント紙90kg」とか「ケント紙220kg」とか。これが何を表しているかというと、「紙の厚み」の単位なんですね。
こういったことは紙デザイナーなら当たり前の知識なのかもしれませんが、自分はこうした知識を独学で調べながら一つずつ紐解いていったので、誰かと紙デザインのアレコレについて会話をしたことってほとんどないのです。だから、まるで日本で英会話を勉強して、初めて外国に行くような気分になったわけ。
他にも「箔押し」とか「特色」とか「オフセット」とか「ダイカット」とか「トムソン」とか…いろいろと印刷関連の用語があったりしますが、いちいちそれらを「それってどういう意味ですか?」なんて店員さんに聞いていたらハナシが進みませんから。こういうショールームに入るには、ある程度知識がないといけないのかなって、敷居の高さを感じました。
反面、このお店に入れてもらえるだけの知識を独学で得られたことはちょっと嬉しさを感じますけれど。懸念していたことは杞憂となり、きちんと店員の方とは自分のやりたいことを相談してアドバイスをもらうことができました。
結果、サンプルとして2つの箱を購入してきました。これらを基にクッキー通販用の箱をデザインしたいと思います。いいのができますように。
今日もまかないシナモンロール
今日、東京をウロウロしていましたが、なんだかんだでビル20階分の階段を己の足で昇り降りしたんじゃないかと思います。エレベーターやエスカレーターがあんまり好きではないという自己責任的なトコロももちろんありますが、一日の大半を東京で過ごして、今日はかなり疲れました。
駅での乗り換え、店への出入り、歩道橋への昇り降り。はじめて認識しましたが、東京って階段だらけですね。つまりは東京という限られた土地面積のなかで、上に下に建物を伸ばしたということなんでしょうね。
そういえば表参道から渋谷へも歩きました。渋谷でバイトしていたときには、特に意味もなく、昼休みの時間を利用してよく原宿と渋谷をつなぐ明治通りを徒歩で往復していたのに、今日はその道を10年以上ぶりに歩いたかな。久しぶりでした。
大学のころの渋谷への憧れはどこかへ行っちゃったけど。
ビョルネン・ソベル