ビョルネン日報@17年12月26日(火)はれ

17年12月26日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

本日12月26日(火)が2017年最後の営業でした。年明け2018年は1月5日(金)から営業再開です。

今日のリッラ・カッテン

今日は店内でレシート貼り。ということで、2016年末に続き、今年もリッラ・カッテンは年末を迎えることができました。「何を当然のことを」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、飲食店を続けていくことの難しさについては、調べてみればいろいろなところで語られています。

お店がオープンしてから、1歳半といったところでしょうか。お店の常連さんたちには、まさに産まれたばかりの子供の成長を見守るように、お店の成長を目の当たりにされていることかと思います。リッラ・カッテンの成長日記にあたるこの日報を毎日読んでくださっている方にとって、緩やかなグラデーション状にこの成長が目に入るため、あまり大きな変化を感じないかもしれません。しかし、初期の日報を読んでみるときっと当時のリッラ・カッテンと現在のリッラ・カッテンの様子の変化に驚くこともあるでしょう。かく言う自分は、自身がどれだけくだらないことを綴ってきたかを再認識させられることが恐ろしいので読みません。

そんなこんなで今年もありがとうございました。

そうそう、リッラ・カッテンの常連さんたちをずっと”常連さん”と呼ぶのも味気ないなと思いまして、閉店後に店長に「常連さんたちのいい呼び名ないかな?」と相談してみたら「マタタビさんとか?」という答えが返ってきました。ということで、神奈川県横浜市にお住いの店長さんによる”マタタビさん”というネーミングを採用させていただきました。おめでとうございます!決してテキトーに決めたわけではないですよ。猫という生き物はマタタビが好きなものですから。

さて、マタタビさんたちには今年もお世話になりました。そして来年もお世話になる気でございますので、よろしくお願いいたします。もちろんリッラ・カッテンもマタタビさんたちのお気に入りの空間であり続けられることを目指していきます。差し詰め、みなさんのコタツのような空間を目指すといったトコロでしょうか。

そして気が早いですが、年明けから登場するコイツのことを紹介しておきましょう。

ついに帰ってきたセムラ、来年営業再開から店頭に並ぶ予定です。今日はその試作を行いました。試作はもちろん試食したわけですが、1年ぶりのセムラに感銘を受けました。

やっぱりセムラは通年で提供してはいけないもので、季節を限定するからこそ「またこの季節が来た」ってなれるものですね。サクラの花だって、年がら年中どこにでも咲いていたら誰も見向きもしなかったでしょうから。

ところで、「ムーミンはカバじゃない」という議論を大人になってからも本気でしている方はいないと思いますが、このセムラはシュークリームに似ていると思いますでしょうか。

店長に「なんだかんだでセムラってシュークリームに似てるよね」って言うと、「全然似てない」と返される。頑な[かたくな]な反応をされるのです。「シュークリームとセムラの”カタチ”が似ているってハナシなんだけど」と言っても、「シュー生地じゃないし、セムラはパンだし」と、あくまで”両者の容姿”のハナシをしていることを主張しても会話が噛み合わない。それぞれに使われている素材が違うのはわかっているのだ。

強いて言えば、容姿だけでなく、クリーム状のものを内包している点まで含めて両者は似ていると思っているのだけれども、なんだかそこまで含めて一連の会話の場に挙げてしまうと険悪なムードになりかねないので黙っていましたが、隠れキリシタンのように、ここでこっそりと自分は太字で、フォントサイズ1.6倍で主張します。

セムラとシュークリームは似ている!

ドラえもん本人に「タヌキに似てますよね?」と訊いて、「タヌキじゃない!」っていわれるのならわかるけれども、なんで店長はセムラとシュークリームが似ていると言いたくないんだろう。それとも自覚していないだけで、自分があまりにポンコツなのか、セムラがシュークリームに似ていると思っているのは自分だけなのでしょうか。

くれぐれも、店長には「このシュークリームに似たヤツください」とは言わないでください。念のために書いておきますが、そこまで深刻な問題じゃないですからね。べつに「このシュークリームに似たヤツください」と言っても売ってくれると思いますが、保証はしませんよ。

オマケ。クリスマス時期のいっぱいに商品が並んだ冷蔵ショーケースの様子を皆さんに見ていただきたいとのことで、店長からの要望による画像掲載。使わないと思っていたけれども、念のために撮っておいてよかった。

クリスマスシーズンの数日間、店長は休み返上でケーキ作りに励んだので、労いのお言葉や、召し上がっていただいたお菓子の感想などを、ぜひ店長まで。本人は常に「自分は褒めて伸びるタイプ」と言っていますので。

感想を伝えると何か”プチいいこと”があるかもしれませんよ(タイミングによっては梱包しきれなかったクッキーをもらえたり)。

今日のまっしぐら

鎌倉にお住いのマタタビさんがお店に来てくださった際、鎌倉野菜の詰まった袋をくださいました。お店に足を運んでくださったことだけでもありがたいのに、こんな手土産まで、ありがとうございます。

先日のクリスマス会でもプレゼントの品としてご用意いただいていたもの、野菜はあまり得意な人間ではありませんが、その色鮮やかな野菜に興味を持っていました。サラダにでもして、いただこうと思います。

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

えー、年内最後ということもあってか、もう既にたくさん書いてしまいましたが、ちょっとだけ。

今日、マディッケンが保育園から帰ってくると、その手には手紙が。「くーだーさーい」と言ってもなかなか手に持ったものを渡してくれなかったのですが、やっとのことで説得に成功。差出人を見てみると、今年の7月に訪れたストックホルムで出会ったエーリッカからのクリスマスカードでした。

わざわざ古いレトロなクリスマスカードにメッセージを書いてくれて、その気遣いがうれしい一枚。ガムラスタンで古道具屋を運営している方なので、元はお店で販売している品だったりして。

もう年賀状を書かなくなってしまいましたが、1人だけ年賀状書かなくてはいけないヒトができました。

みなさま、よいお年を。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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