ビョルネン日報@17年10月28日(土)あめ

17年10月28日(土)あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

スウェーデン語講座、11月前期日程のお申込みを開始しました。

今日のリッラ・カッテン

ミシン作業が趣味のニャン太郎さん(当店の守り神の方ではない。本業は和菓子屋さん。)から、北欧生地を利用した雑貨が届きました。相変わらずプロ級の出来栄え、いつもありがとうございます。

放送作家の小山薫堂氏(くまモンの産みの親と言ったほうがわかりやすいか)も述べていましたが、お金を払うことは拍手を送ることと同じです。お店としての”仕入れ”も、ある意味でお金を払うことですからね。北欧生地から作られたからといって、もしこれが機械で大量につくられたものだったら、リッラ・カッテンに置いていないハズです。顔が見えている方による手作りであることにこそ価値があるわけで。

ニャン太郎産コースター、バカ売れしなくていいので、波長が合う方の手に渡るといいですね。

拙者、接写が苦手でござる。フォーカスが思い通りにあたっていなくてボケていますが、別に後ろめたいものが写っているわけではなく。

僭越ながらLilla Kattenのロゴマークが入ったタグを縫い込んであります。「お店のロゴをあしらったトートバッグとか作ったらいいじゃないですか」と言われることもありますが、そこまでやると寒々しい結果になってしまったときに立ち直れないと思うので、これが限界です。

もし20名分の署名が集まれば考えますけれどもね。

さて、本日のお供え物「かさじぞう」のコーナー。

雨のなか、わざわざ足を運んでくださって本当にありがとうございました。青森への旅行先でもウチのお店のおみやげのことを考えてくださるなんて。リッラ・カッテンは本当にお客さんに恵まれています。

ということで、青森からのお土産の「汁物専用の南部せんべい」、実にいいおみやげのチョイスです。それからマディッケンに「お手製にゃごにゃごトートバッグ」と、「しかけ絵本2冊」。そして、ここには写っていませんが、お店のためにスウェーデン由来の柄をあしらわれたマスキングテープなど「安くなってたから」と買ってきてくださいました。

で、ひとつ小さなお願いです。基本的にいただけるものであればありがたく頂戴します(逆にいえば本当にいらないモノは精一杯お断りしますが)。なので、こちらから御礼としてお返しの品をお渡しするときには是非受け取ってください。

やはり大人としてもらいっぱなしになってしまうと落ち着かないので、釣り合わないかもしれませんが何かこちらからお返しの品をお渡ししようとしたときは、お互いに「いいんですか?じゃあ遠慮なく!」でいいと思うんです。そして、また次回何かください。

お供え物、重ねてありがとうございました。

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

昨日、夕飯時に観た「ガイアの夜明け」のなかで会社の社長が言っていた言葉。大雑把に言えば「どんどん失敗してもいい、失敗を恐れるな。」ということ。

自分もどんどん失敗してもいいと思っている側の人間です。世の中、失敗することを恐れすぎなんですよ。学校では基本的に「失敗させないように、失敗させないように」と過保護な教育が行なわれています。だから失敗が未知の存在になってしまって恐怖の対象になってしまうんじゃないかと。

ただし「失敗してもいい」の言葉にはもうひとつ付け加えるべき大事なことがあります。失敗は「リカバリが可能な範囲に抑えること」も大事なんです。

言葉の額面通りに「失敗してもいいのかぁ!」と新規事業に挑戦したとして、全財産をつぎこんでしまったらどうでしょう。これは例えとして極端なハナシなのでわかり易すぎますが、”失敗の仕方”にも作法があると思うんです。

自分のなかでは「上手な転び方を学ぶ」という風に表現しています(誰かに話したことはないけれども)。転んでもいいんだけれども、大怪我をするような転び方をしちゃダメ。擦り傷くらいで済む転び方は大歓迎。どんな転び方をしたら危険かということを体験を通して日常的に学ぶことで、「自分はこれくらいの転び方なら大丈夫、また立ち上がれる」というラインを見定められるようにしておくのです。

他人の失敗談ほど面白いハナシってないですよね。メディアに波乱万丈の人生模様を取り上げられる成功者の大半は大きな失敗を体験してきている方が多いので、失敗は成功につながる近道なんだと思います。成功につながる手法を机上で学ぶよりも、実地の失敗から学ぶことの方が多い。「自分はこれまで大きな失敗をしたことないなー」って方には、何か失敗してみることをオススメします。

リッラ・カッテンに11月のお小遣い全部を使いに来てくれてもいいですよ。大失敗必至が目に見えてますね。それで何か得られるものだってあると思います、保証しないけど。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

コメントを残す

2024 © スウェーデン菓子「リッラ・カッテン」