ビョルネン日報@16年11月02日(水)くもり&あめ「新聞バッグ」

16年11月02日(水)くもり&あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

今日、自分は店に行かなかったんですけどね。というわけで、正確には日報ではないかもしれませんがお伝えすべきことは沢山あります。

店がオープンしてもう2ヶ月は経つというのに、いまだに毎日何かしら楽しいことが起きるのです。

さて、時間を数日ほど遡行させまして。週末の出来事。相談家具家さんでのワークショップに参加しました。「しまんと新聞バッグ」というものをご存知でしょうか。読んで字のごとし、新聞でバッグを作ろうというワークショップでした。

アタマの「しまんと」という言葉に『?』が浮かぶことは想像に難(かた)くないわけですが、発祥が四国の「四万十川」に由来することからそのような名になっているということです。

インストラクターの方による紹介で、その『?』は『!』になるわけですが。ニュアンスとしてはこうです。あくまでニュアンス。

四万十川は清流という穏やかなイメージに反して氾濫することもあるようでして、そうするとビニール袋が氾濫した川の水に流されてあちこちに散らばってしまうらしいのです。自然に還らないビニール素材の品があちこち行ってしまっては環境に悪かろうということで、新聞紙でバッグを作って道の駅(だったかな)などで買い物客に渡しているというお話でした。素材が新聞紙の袋であれば自然に優しい、と。新聞を貼り合わせるためのノリも自然由来のものを使うように心がけているとか。

いいハナシです。きっと全米も泣くはず。

リッラ・カッテンもちょっと歩けば自然豊かな地域にあるお店なので「ビニール袋とか大丈夫?」などちょっと懸念しているわけです。いや、みなさんオトナだからわかりますよね。そういうヒトも居ないわけじゃないじゃないですか。

新聞紙で作ったバッグだったらポイポイっとなってしまっても自然に還りやすい。その以前に、あんまり捨てたくないという心理が働くのもいいかな、と。そういうことで、この「しまんと新聞バッグ」の理念にとても共感できましたし、ぜひ作り方を憶えて帰りたいと思いました。

小学校のときから先生の言っていることが理解できないでおなじみの自分でしたが、相談家具家さんの広報タナカさんが側にいらしてくれたおかげもあり、なんとかワークショップを通じて2つの新聞バッグをつくることができました。

左のはマチが付いているヤツ。右の方はマチはないヤツです。うん、これはいいかもしれない。

と、ここで一度「しまんと新聞バッグ」について注意がありまして。「しまんと新聞バッグ」の作り方ワークショップで得た知識で制作したバッグを販売しちゃいけません。ちなみに大量配布もいけません。それらを行うにはインストラクター制度を利用して、インストラクターになる必要があるということがホームページに書いてありました。

そこで、リッラ・カッテンのショッピングバッグとして新聞バッグを使っていいものかどうか、一応お世話になったインストラクターの方に相談をしてみたところ、「しまんと」を名乗らなければ大丈夫だと思うということでした。(迅速なご回答、ありがとうございました!)

大量生産できるものでもありませんし、条件や機会を限定してお客さんにこの新聞バッグで商品を包んで差し上げようと思います。クオリティの担保もできていませんし、ブランドを汚すのもよくないですし、「しまんと」は名乗れませんのであしからず。

もし「しまんと新聞バッグ」に興味を持っていただけた方は、ぜひ以下のFacebookページをチェックしてみてください。

ワークショップでお世話になったインストラクターさんのFacebook
新聞バッグラボ(Facebook)

というわけで、早速。

ウチにあったスウェーデン語の新聞。でも、タブロイド紙だから今日のワークショップで使った新聞紙の半分サイズだ…

最初につくった1つ目はハーフサイズになっちゃったけど、工夫したらなんとかワークショップと同じ大きさの新聞バッグになりました。文字が逆さまだけどね。

スウェーデン語の新聞が調達できたら、そのうち実際にお店で使えるようにしたいと思います。絵本を買ってくれた方には新聞バッグに入れます、とかかな。だって、さすがにケーキはいれちゃマズイでしょ。

mvh ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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