スウェーデン菓子店、深夜のねごと@21年08月10日(火)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて。

営業時間のお知らせ

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  • 木曜日と土曜日の営業時間のお知らせ
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スウェーデン菓子のオンライン販売

  • Lilla Katten ONLINE STORE
    リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。

店外イベント

  • 21年11月05日(金)~07日(日)
    《立川》GREEN SPRINGS街区内

    詳細:TACHIKAWA LOPPIS

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 申し込み中止しています


ちょっとマニアックすぎるほどのスウェーデンらしさが詰まった「7種類のスウェーデンクッキー箱」に、「スウェーデン料理をクッキーにしてみようプロジェクト」と称したクッキーをおまけでお付けしています。

その名のとおりスウェーデンに由来する料理をモチーフとしたクッキーをお届けしていますが、現在隔週替わりとなることを目標に、クッキーを入れ替えております。

さて、今回は「空飛ぶヤコブさん」のクッキーです。


今回のクッキー箱のオマケは「空飛ぶヤコブさん」


日本では「空飛ぶヤコブさん」などの名前で紹介されているスウェーデン料理、「Flygande Jacobフリューガンデ・ヤーコブ」をモチーフとしたクッキー。

スウェーデン語の実際の発音は《ヤーコブ》と表記した方が近いですが、面倒なので《ヤコブ》でいいと思います。

「地球の歩き方 旅の食卓」というレトルト食品のシリーズの一つとして、マルハニチロ社から「空飛ぶヤコブさん」が2016年に発売されたり、日本のイケアでもスウェーデン料理として店内のレストランにて、この「空飛ぶヤコブさん」が提供されていたようです。

その風変わりな名前のおかげなのか、意外と日本でも紹介される機会が多いスウェーデン料理のようです。


「空飛ぶヤコブ」さんは、バナナとチリソースが決め手のオーブン料理


「空飛ぶヤコブさん」という料理は、1976年に「Allt om Mat(料理のすべて)」という料理雑誌のなかで紹介されたのが世に知られるきっかけとなりました。

作り手によってバリエーションは生まれるものの、基本的には生クリームにチリソースを混ぜたソースに、鶏肉、バナナ、ピーナッツなどを加えたオーブン料理となります。

この料理はライスと一緒に食べるのが一般的。パーティーなどの大人数が集まるような場所で、サッと作れて、それほどコストも掛からない、手軽な料理です。

日本人のイメージからすると、ライスの上に掛けるルーにバナナが入っていることに抵抗があるという方もいるかもしれません。酢豚のパイナップルみたいなものでしょうか。

書くなと言われていましたが、店長は自分で撮影用の「空飛ぶヤコブさん」を作っておいて、このバナナにやられていました(自分は意外とフツーに食べられた)。

家庭料理である一方、スーパーではドリアのような状態で「空飛ぶヤコブさん」が売られていたり、レストランのランチタイムに提供されたり、スウェーデンでは至るシーンで重宝されているようです。


「空飛ぶヤコブさん」の名前の由来

参考:2012年発行の料理雑誌「Allt om Mat」

由来が迷子のスウェーデン菓子・料理が多いなか、この「空飛ぶヤコブさん」の出所はハッキリしています。

スウェーデンで50年以上の歴史を持つ料理雑誌「Allt om Mat」に、アンデシュさんという方が働いていました。彼のご近所には貨物航空会社に働くヤーコブソンさんという方が住んでいます。つまり、アンデシュさんとヤーコブソンさんはご近所さんです。

ある日、ご近所同士が集まる会のなかで、ヤーコブソンさんが自分の手料理を振る舞います。1976年にその料理を「Allt om Mat」のなかで紹介したのがアンデシュさんでした。

この料理の生みの親であるヤーコブソンさんが貨物航空会社に勤めていたことから、アンデシュさんはこの料理に「Flygande Jacob(空飛ぶヤコブさん)」というシャレた名前を付けて紹介したのです。

すでに1970年にはスウェーデン国内にこの料理の存在が広まったそうですが、当時の編集長であったアストリッドさんは「1つの料理のなかに美味しいものが詰まっていたからじゃないかしら」と推測していたそうです。


「空飛ぶヤコブさん」のバリエーション

スウェーデンで人気のお菓子や料理は、まるで大喜利のようにアレンジされたメニューが登場するもの。

「Flygande Jacob」のWikipediaの項でいくつかのアレンジバージョンが紹介されているのですが、面白いものを2つほど紹介します(スウェーデン人に訊いても知らない可能性も高いですので、話題に挙げるなら自己責任で)。

1つ目は「Svävande Jacobスヴェーヴァンデ・ヤーコブ」という名前の料理。「sväva」という言葉は、空中をスイスイ飛ぶようなイメージではなく、空中をフワフワ漂うようなイメージの動詞です(後ろについている「-ande」についての説明は、きっとみんな興味ないだろうから省略)。

「空飛ぶヤコブさん」に対して「宙を漂うヤコブさん」のような意味ですね。「宙を漂うヤコブさん」は、ベジタリアン仕様だそうです。

2つ目は「Simmande Jacobシンマンデ・ヤーコブ」という名前の料理。「simma」は、《泳ぐ》という意味の動詞です。

「泳ぐヤコブさん」といったところですが、コチラは鶏肉の代わりに魚をつかったバージョンだそうです。


「空飛ぶヤコブさんクッキー」は期間限定オマケです


紹介した「空飛ぶヤコブさんクッキー」は、「7種のスウェーデンクッキー箱」と一緒に期間限定でお届けします。

レギュラーでお届けしているスウェーデンクッキー7種のラインナップは以下のクッキーです。

  • ジンジャークッキー
  • ラズベリーの洞窟
  • ダイムクッキー
  • モカの糸玉
  • クリングロル
  • バニラホルン
  • レモンスティック

上記のクッキーと、先に紹介した「空飛ぶヤコブさんクッキー」がそれぞれ4枚ずつ、8種のクッキーで計32枚のクッキーが入った箱となります。


ということで、「空飛ぶヤコブさんクッキー」をおまけとした「7種類のスウェーデンクッキー箱(+おまけ:各4枚)」の注文をオンラインストアにて受付予定です。

提供する期間は2週間の予定で、8月7日(土)までにお届けする第1期受付と、8月14日(土)までにお届けする第2期受付となります。

下記のリンクを辿っていただくか、いま閲覧いただいているページの右下にある「オンライン店」から『スウェーデン菓子』のカテゴリを訪れてください。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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