スウェーデン菓子店、深夜のねごと@21年06月18日(金)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて。

営業時間のお知らせ

  • 当面、イートイン営業を中止します
    現在、店内でのイートインは中止しております。再開の際はTwitterなどのSNSを中心にお知らせいたします(Twitterの投稿は当店ホームページのトップからも閲覧できます)。

  • 木曜日と土曜日の営業時間のお知らせ
    毎週木曜日と隔週土曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は従来通り11時オープン)。

スウェーデン菓子のオンライン販売

  • Lilla Katten ONLINE STORE
    リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。

店外イベント

  • 21年11月05日(金)~07日(日)
    《立川》GREEN SPRINGS街区内

    詳細:TACHIKAWA LOPPIS

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 申し込み中止しています


現在、実店舗におけるイートインは実施していません。

今週末、6月20日(日)12時より、オンラインストアにてスウェーデン菓子の注文受付を行います。

先日から提供している「ルバーブのお菓子3種セット」や「カルダモンのお菓子3種セット」、「シナモンロール」などは今回も提供を続けます。ルバーブに関しては、例年頼りにしているルバーブ農家さんからのルバーブも届きましたし、目下における供給の目途が立って一安心。

このまま今回もルバーブ推しの展開でもよかったのですが、せっかく受注を行うならやっぱり何かしら新しいお菓子がないと寂しい。ということで、店長に新作をせがんだ結果、出てきたのが「strandkaka(以下、ストランドカーカ)」でした。


夏にぴったりのレシピ本より


正直、地味なお菓子です。西郷輝彦の星のフラメンコのメロディーに乗せて「地味なんだけど」と口ずさみたくなるくらいに地味かもしれません。平成世代は置いていきます。

でも、地味だからこそリッラ・カッテンでしか扱わないマニアックなスウェーデンが味わえます…という言い訳は通りますでしょうか。

このストランドカーカ、「strand」は日本語で「浜辺」を意味します。そして「kaka」は「焼菓子」のことなので、直訳すれば「浜辺のケーキ」。さらに意訳すれば「浜辺ピクニックのケーキ」といったところでしょうか。

なぜ「浜辺ピクニックのケーキ」という名前が付けられているのかは後述しますが、非常にシンプルなお菓子として紹介されることもあるこのお菓子。今回提供するストランドカーカのレシピの参考にしたのは、写真に一緒にうつっている本。

家庭のスウェーデン菓子づくりのバイブルである「Sju sorters kakor(訳:7種のクッキー)」というレシピ本の夏バージョンである「Sju sorters sommarkakor(7種の夏のクッキー)」という本です。

その名の通り、夏に楽しみたいお菓子に特化したレシピが収録されています。


スウェーデン人に夏を想起させるお菓子


レシピ本のなかでは「Strandkaka med smak av kanel och punsch」とあります。「シナモンとプンシュ酒で味付けしたストランドカーカ」という意味です。

従来のストランドカーカを、文字通り、シナモンとプンシュというリキュールでアレンジしたものですね。「プンシュってなんだ?」は、後ほど。

そして注目すべきはスウェーデン語で書かれた以下の紹介文。

このお菓子は、マルハナバチの羽音や、夏の草原だったり、自家製のイチゴジュース、持ちづらいプラスチック製マグカップから注がれた熱いコーヒーを思い起こさせます。ピクニックに持っていくのにピッタリなお菓子なのです。

Den här kakan minner mig om hummelsurr, sommaräng, hemmagjord jordgubbssaft och hett kaffe ur sladdrig plastmugg. En perfekt kaka att ta med på picknick.


ストランドカーカには、夏のピクニックにピッタリのイメージがあるようです。

とあるスウェーデン人のブロガーさんによって運営されている「MATPLATSEN.NET」というブログに2021年05月26日に書かれたばかりの記事によると、「ストランドカーカの名前の由来はきっと、浜辺へのお出かけにサッと持っていけて便利なお菓子だからかな」という推察がされていました(参照:MATPLATSEN.NET – STRANDKAKA)。

リッラ・カッテンも、逗子という比較的に海が近い地域に店がありますが(実際は海は徒歩圏ではない)、ハナシを訊くと「海に来たついでにリッラ・カッテンに立ち寄った」という方が多いです。スウェーデン人は海が見える景色でフィーカするのが好きなんですね。

決して派手なケーキではないけれども、まだ夏の暑さが本格化する前の季節。このお菓子とコーヒーで「スウェーデンごっこ」をしてみるのもいいでしょう。


「プンシュ」ってなんだ?


ここまで何度か登場してきた「punsch(プンシュ)」という言葉ですが、スウェーデンをはじめとした北欧各国で親しまれている伝統的なリキュールとのこと。ちなみにリキュールとは、アルコールに砂糖や香料を混ぜてつくったお酒のようです。

このプンシュ酒は、スウェーデンのお菓子に使われることがあります。プンシュ酒を利用するスウェーデンのお菓子で一番有名なのは「ダムシューガレ」という、”掃除機”のフォルムを模したお菓子ですかね。

本当はスウェーデンからプンシュ酒が手に入れられればハナシが早いのですが、プンシュ酒を構成する主原料の一つである「アラック」で代用することもできます。

アラックはアラビアなどが起源の蒸留酒だそう。スウェーデンのお菓子にはカルダモンやシナモンなどのスパイスが使われたり、貿易しないと手に入らないような原料を使うお菓子が多い印象がありますね。

写真はそのアラック香料の小瓶で、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、ダムシューガレの写真がラベルのデザインに使われているのが見えるでしょうか。

アラックの風味がまた、今回のストランドカーカをより一層スウェーデンの味にしてくれています。アラックをわざわざ取り寄せてスウェーデン菓子を作っているお店は、日本でほかにないんじゃないかな(あっても多くないハズ)。


今回の注文に利用できるクーポンコード

XJ3HN6AV

前回同様に、ここまでブログを読んでくださった方が使えるクーポンコードを発行します。ホントにここだけにしか書いていないクーポンコードです。

前回から試験的に導入してみましたが、「どうやって使うのかわかりません」などの問い合わせが殺到するなどの問題も起きなかったので、ささやかな感謝を継続します。今回も自力でコピペしてください(もしくは脳内にコピペ)。

今回のオンライン受注時間内、2,000円以上のご注文の際にクーポンコードを入力いただくと、会計から200円を割引いたします。スウェーデン菓子と一緒に楽しむためのコーヒーを用意するお金にでもしてください。200円で足りない分は自腹でお願いします。

注文確定後に遡ってクーポンを適用することは致しかねますので、ご了承ください。

クーポンに関するヘルプはコチラです。

有効期間2021/06/20 12:00 〜 2021/06/20 20:00
最低購入金額¥2,000
1人1回制限 有効

ということで、「浜辺のケーキ(ストランドカーカ)」を含むスウェーデン菓子の注文は「6月20日(日)12時ごろ~」より、オンラインストアにて受付予定です。下記のリンクを辿っていただくか、いま閲覧いただいているページの右下にある「オンライン店」から『スウェーデン菓子』のカテゴリを訪れてください。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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