スウェーデン菓子店、深夜のねごと@21年01月07日(木)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて。

営業時間のお知らせ

  • イートイン営業を一部再開
    現在、店内でのイートインは2名様用の席を2か所にご用意しています。飲食時は会話を控え、飲食時以外はマスクの着用をお願いいたします。

  • 営業時間のお知らせ
    隔週水曜日と毎週木曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は11時オープン)。

スウェーデン菓子のオンライン販売

  • Lilla Katten ONLINE STORE
    リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 申し込み中止しています


当面、イートインは中止します。

今週末1月10日(日)12時ごろより、オンラインストアにてお菓子の注文受付を行います(受付終了時間未定)。

※ 最初に情報をアップした際に日付が間違っていましたが、1月10日(日)が正しいです。スミマセン。

毎回、オンラインストアに並べる新しいお菓子を紹介するための白背景に加工した画像を用意するのですが、お菓子の画像をしまってあるパソコン内の作業フォルダを覗いてみると…あるじゃん。もうセムラの画像があるじゃん。

そうです。昨年の4月だったか5月あたりからリッラ・カッテンがオンラインでお菓子の受注を始めたのは、長距離移動が制限されるなかでお店までセムラを買いに来られなくなった方に届けるためというのがきっかけでした。まだ丸々1年が経ったわけではありませんが、気が付けばあれから1年近くが経っていたことを実感しましたね。

当初は冷凍で送った生菓子がきちんと評価してもらえるものかどうか不安はありましたし、セムラに限らずリピートで注文していただける方たちに支えられて、まだこうしてオンラインでの受注を続けられています。



前置きが長くなりましたが、セムラを知らない方もいらっしゃるかもしれないので軽く触れておきます。

スウェーデンではクリスマスが終わるころからイースターまでの期間、洋菓子店やカフェではセムラというスイーツが姿を現します。セムラは見た目こそシュークリームのようなカタチをしていますが、ベースはシュー生地ではなく、パンをつかうスイーツです。

パン生地のなかをくり抜き、その空間にホイップした生クリーム、その下にアーモンドペーストが層になって重なっています。スウェーデンのシナモンロール同様に、セムラのパン生地にもカルダモンという香辛料を使うのがポピュラーです。

一年中食べられるお菓子ではないにも関わらず、画像のようにスウェーデンの国内郵便向け切手のモチーフとしても採用されるくらい人気の存在なのです。昨年末にもお店で提供しましたが、近年ではセムラとほかのお菓子を融合させた新しいセムラも提供されています。

詳しくは、過去に書いたブログを参照していただければ。


ここだけのハナシ、「セムラ」の名前を冠していながら「これは”セムラ”と呼べるのかな?」と首を傾げてしまうお菓子も日本で見掛けることがありますが、リッラ・カッテンのセムラはスウェーデンのセムラのアイデンティティをきちんと受け継いだ形で提供しているという自負はあります。

ひとつ大きく異なる点があるとすれば、スウェーデンのセムラは生クリームに砂糖を入れないのが一般的ですが、リッラ・カッテンのセムラのセムラには砂糖入り生クリームにしています。昨年、本場に倣って砂糖なし生クリームのセムラを試作してみたのですが、コレではやっくんに「これ、おいしい」って言ってもらえないだろうと。

やっぱり砂糖をいれた方がおいしいので、そこは柔軟に日本人の味覚に合うようにアレンジして、リッラ・カッテンのセムラは生クリームに砂糖を入れています。

ということで、あらためまして。セムラは1月10日(日)12時ごろより、オンラインストアにて注文受付予定となっております。下記のリンクを辿っていただくか、いま閲覧いただいているページの右下にある「オンライン店」から『スウェーデン菓子』のカテゴリを訪れてください。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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