京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて。
営業時間のお知らせ
イートイン営業を一部再開
現在、店内でのイートインは2名様用の席を2か所にご用意しています。飲食時は会話を控え、飲食時以外はマスクの着用をお願いいたします。営業時間のお知らせ
隔週水曜日と毎週木曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は11時オープン)。
スウェーデン菓子のオンライン販売
Lilla Katten ONLINE STORE
リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。
当面のあいだはテイクアウトのみで営業し、毎週木曜日は午後12時(正午)からのオープンとなります。
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今週末の日曜日、8月23日(日)12時ごろからオンラインストアにてケーキ受注を行います(オンラインストアへは、ページ右下あたりにあるであろう『オンライン店』から飛べます)。
昨日は「レモンケーキとコケモモのムース」を紹介しましたが、今日はもう一つの新商品である「スウェーデンの有名な菓子パンをイメージしたシナモンロール」の紹介。
長い。名前が長い。B’z のアノ曲くらい名前が長いですが、本当は「Gifflar(イッフラル)」という言葉が日本で知名度を得ていればハナシが早かった。でも、かなりスウェーデンに詳しい方でないと「イッフラル」が何であるかわかってももらえないであろうということで「スウェーデンの有名な菓子パンをイメージしたシナモンロール」という名前にしました。
サイズは一口サイズで、人差し指と親指で挟んで持てるくらい。それが6ピースセットとなっての販売です。
店長曰く、リッラ・カッテンの店頭で提供しているシナモンロールを冷凍で提供するにはクオリティに不安があるんですと(個人的にはいつも売れ残ったシナモンロールを冷凍して、レンジで一分温めてから食べるシナモンロールが好きなのですけれども)。
だから、店で提供しているシナモンロールとはあえて一線を画す形で、菓子パンのようなシナモンロールにしてしまったらどうかと考えました。そこで、どうせなら「イッフラル」を意識しても面白いんじゃないかということになったのです。
ちなみに。今回提供するものがフィンランド風シナモンロールである「コルヴァプースティ」のように台形っぽくなっているのは、この形にしないと焼く過程で崩れてしまうからだそうです(カッテンのシナモンロールはスウェーデンの一般的なシナモンロールと比べると生地が柔らかめなので)。もし今後も販売するとしたら、改良していくかもしれないし、このままかもしれないし。
で。「イッフラル」はスウェーデンのスーパーならどこでも売っているような、スナック菓子感覚で食べられる菓子パンです。
コレが「Gifflar(イッフラル)」。オフィシャルのinstagramで紹介されていました。このシナモンロール味以外にも、バニラ味、チョコキャラメル味や、ジンジャークッキー味などなど、いろいろな味が売られています。
世田谷に住んでいたころ、近所にナチュラルローソンがあって、店内で焼いたパンが売られていたのですが、そのなかでも「あんこギッフェリ」というクロワッサンのような形をしたパンが一番好きでした。「クロワッサン」はフランス語圏のもので、ドイツ語圏では「ギッフェリ」と呼ぶらしく、そのギッフェリがスウェーデン語的な発音になって「イッフラル」になっているようです。
でも、イッフラルはクロワッサンのような三日月のカタチをしていないじゃん、という疑問が出ます。イッフラルの製造元であるPågen社(ポーゲン)によると、元々はきちんとクロワッサンのように作っていたそうです。
しかし、手作業で焼いていた時代にテキトーに窯に入れてしまったがために縦に焼かれてしまったものも出来上がってしまったとか。でも「この形、面白いじゃん!」のノリで、現行のイッフラルの形に落ち着いたとのことです。(参考:Varför heter Gifflarna just gifflar?)
マニアックすぎて、かつ情報が複雑に絡み合いすぎて申し訳ない。自分と店長のあいだでは一週間ほどイッフラルの話題が卓上に上がることが多かったですが、日本でこんなイッフラル情報のニーズありましたかね。
以上、「スウェーデンの有名な菓子パンをイメージしたシナモンロール」についてでした。