スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@20年08月19日(水)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

営業時間のお知らせ

  • イートイン営業を一部再開
    現在、店内でのイートインは2名様用の席を2か所にご用意しています。飲食時は会話を控え、飲食時以外はマスクの着用をお願いいたします。

  • 営業時間のお知らせ
    隔週水曜日と毎週木曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は11時オープン)。

スウェーデン菓子のオンライン販売

  • Lilla Katten ONLINE STORE
    リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 申し込み中止しています


当面のあいだはテイクアウトのみで営業し、毎週木曜日は午後12時(正午)からのオープンとなります。

今週末の日曜日、8月23日(日)12時ごろからオンラインストアにてケーキ受注を行います(オンラインストアへは、ページ右下あたりにあるであろう『オンライン店』から飛べます)。

受注日に向けて、まだこれから準備をしなくてはならないことが残っていますが、とりあえず今回並べるケーキのひとつである「レモンケーキとコケモモのムース」をご紹介(明日か明後日にもうひとつ紹介できると思います)。

日本ではあまり馴染みのないベリーだと思いますが、スウェーデン語では「lingon(リンゴン)」という名で親しまれている「コケモモ」の味を体験できるケーキです。

レモン果汁をたっぷり入れたしっとりレモンケーキの上にコケモモのムースをのせました。程よい酸味とさわやかな甘みを生クリームと合わせてムースにすることで、食べやすく、果肉も感じられます。

コケモモは生だと酸味とえぐ味がありますが、彩(いろどり)の意味も含め、敢えて酸味とえぐ味を感じられるコケモモの粒を生クリームの上にのせています。

Daniel Herzell/Folio/imagebank.sweden.se

先に、コケモモは生だと酸味とえぐ味があると書きましたが、ジャム状にしたものを肉や魚に添えて食べるのがポピュラーです(写真ではブラウンソースのなかにコケモモが)。

そして、意外なことにコケモモジャムをお菓子に使うことはあまりありません。まったく使わないということはありませんが、コケモモがスイーツ的な役割を担うことは一般的ではないというところが日本人の感覚からすると理解が難しいような気もします。

たとえばコケモモのジャムを食パンに塗って食べるということはしなかったり。個人的にはコケモモジャムのトーストとか全然イケると思うのですが、スウェーデンの友人からは「それはあんまりやらないかな」と言われて驚いた記憶があります。

材料の調達の都合でおそらく今回だけ登場の「レモンケーキとコケモモのムース」、文化体験的な意味で興味のある方へ。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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