スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@20年07月09日(木)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

営業時間のお知らせ

  • イートイン営業を一部再開
    現在、店内でのイートインは2名様用の席を2か所にご用意しています。飲食時は会話を控え、飲食時以外はマスクの着用をお願いいたします。

  • 営業時間のお知らせ
    隔週水曜日と毎週木曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は11時オープン)。

スウェーデン菓子のオンライン販売

  • Lilla Katten ONLINE STORE
    リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 申し込み中止しています


当面のあいだはテイクアウトのみで営業し、毎週木曜日は午後12時(正午)からのオープンとなります。

次回のオンラインストアにおけるケーキ類の注文受付を『7月12日(日)の12時ごろ』にします。そこで新しく並べるスウェーデン菓子の写真を撮りました。

写真にあるのは「カール・グスタフケーキ(Carl Gustav-tårta)」、「ジルバダンスクッキー(jitterbuggare)」、「ドライカシスのクッキー(Korintkakor)」です。今回は「カール・グスタフケーキ」と「ジルバダンスクッキー」がオンラインストアに新たに登場します。「ドライカシスのクッキー」が登場するタイミングは検討中。

今日はカール・グスタフケーキについて触れます。


名前は「カール・グスタフケーキ」ですが、ほぼプリンセスケーキです。本家であるプリンセスケーキを覆うマジパンは緑色なのですが、このマジパンが黄色になると名前が「カール・グスタフケーキ」となります。

カール・グスタフ(Carl Gustaf)は、現スウェーデン国王の名前でしょうかね。正確には、現国王の名前は「カール16世グスタフ」だそうです。

ややこしいことに、スウェーデン語で表記揺れがあるようで「Karl Gustaf」などと紹介しているホームページもあるようですが、たぶん「Carl Gustaf」じゃないかと思います。まあそれくらい、スウェーデン菓子の歴史って、出自があやふやでいい加減なものも多いです。

じつは「カール・グスタフケーキ」や「プリンセスケーキ」には明確なルールはなく、このケーキの作り手のオリジナリティが入ることがしばしばあります。

「カール・グスタフケーキ」で画像検索すると、黄色いマジパンの上からココアパウダーのようなものをまぶして王冠のイラストを浮かび上がらせたりすることが多いようです。

そしてオンラインストアで用意するケーキは、プリンセスケーキがラズベリージャムを使っているのに対して、ブルーベリージャムを使っています。もちろん食感や風味が違ってきます。

スタンダードなプリンセスケーキに対して、このカール・グスタフケーキはスピンオフ的な位置づけになりますが、今回はどちらもオンラインストアに並ぶので食べ比べていただいても面白いと思います。

本当は「プリンスケーキ」という名前のケーキも存在しているのですが、そちらはプリンセスケーキが緑色のマジパンなのに対して、青いマジパン(本当に青い)。ちょっと日本人にはとっつきにくいので、それはウチでは出せないかな。

余談ですが、写真に撮影したカール・グスタフケーキは、ちょっと生クリームが多めだったので、もうちょっとバランスを調整する予定です。

明日は「ジルバダンスクッキー」に触れたいと思います。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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