スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@20年07月02日(木)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

営業時間のお知らせ

  • イートイン営業を一部再開
    現在、店内でのイートインは2名様用の席を2か所にご用意しています。飲食時は会話を控え、飲食時以外はマスクの着用をお願いいたします。

  • 営業時間のお知らせ
    隔週水曜日と毎週木曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は11時オープン)。

スウェーデン菓子のオンライン販売

  • Lilla Katten ONLINE STORE
    リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 申し込み中止しています


当面のあいだはテイクアウトのみで営業し、毎週木曜日は午後12時(正午)からのオープンとなります。

昨日から全国的にレジ袋を有料とすることが義務となりました。ちなみに、ウチはどこかから行政的なお達しが届いたわけではなく、ネットニュースなどで「ああ、7月1日から有料化しないといけないのか」と認識していたくらい。

義務になったのであれば違反した際には罰則があるのかな、と。経済産業省の用意したPDFには以下のように書いてありました。

「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」より抜粋
著しく不十分と認められるときは、当該事業者は、容器包装リサイクル法第7条の7の規定に基づく勧告、命令、及び同法第 46 条の2の規定に基づく罰則の対象となる。

参照:プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン

一応、罰則の対象になるらしいですが、一方でウチもときどき什器を購入させていただいているストア・エキスプレスさんのホームページには以下のように書かれていました。

結局、「レジ袋完全有料化」については小売店側では何をしたらいいの?
罰則規定はありませんが、無作為に検査を実施される場合があり、その検査の結果、必要と判断された場合は指導対象になる場合もあります。店側での対応方法を十分検討し、準備しましょう。

引用:レジ袋有料化はいつから?小売店の対応策は?<レジ袋有料化対策マニュアル>|【公式】通販のストア・エキスプレス

罰則があるんかい、ないんかい。個人的にはストア・エキスプレスさんが掲載してくださっている内容のとおり、明確な罰則は設けられていないものだと思いますが。

しかしレジ袋をはじめとした使い捨てプラスチック素材の数を減らすことには賛成なので、罰則がないからと言って対応しないわけではありません。

お客さんから譲っていただいたリユース紙袋は既に有効活用させてもらっています。もともとが捨てられる運命にあったかもしれないものなので、こうして本来の使命を取り戻せることに越したことはありませんけれども、だからといってリユース紙袋をどんどん消費すればいいというわけでもないです。

世の中にもっとエコバッグなどの繰り返し使えるモノを携帯する習慣が広まってくれればいいのですが、今後のリユース紙袋の消費され具合を鑑みつつ、たとえばリユース紙袋も有料化することで浪費の抑制を狙ったりなど、今後の対応も変えていくかもしれません(それで小銭を稼ごうという狙いはないけれども)。

ていうか。そもそもなんでレジ袋を有料にしなくちゃいけなくなったのか、その本質的な問題が置き去りにされているかもしれません。『プラスチックの存在によって地球環境が悪くなっているから』という問題があって、その上で「まずはレジ袋を有料にして消費量を抑えよう」という意図があることを忘れてはいけないですね。

もちろん自分たちが本気で環境問題に取り組んでいたのであれば、制度化される前からこうした姿勢を店で打ち出すことだってできたハズなので、あまり偉そうには言えません。でも、コンビニを含めて制度化してくれたことで、こうして脱ビニール袋の方針を打ち出しやすくなり、せっかく日本全体の意識が変わる可能性が出てきたことには変わりません。

環境問題に対して100点満点を取ることはほぼ不可能な現代社会だし、環境にいいことをするためには実はお金が掛かるような世の中です。「あんなこと書いておいて、ペットボトル買ってるじゃん」なんて言われるでしょうし。でも、0点か100点かの二元論に落とし込むつもりもありません。自分にムリのない範囲で、環境に対してなるべく高得点を取れる暮らしをしたいとは思っています。

そういえば。自分が最近使い始めたトートバッグには「2007 3.30 fri am 11:00」と書かれています。その裏には「MUJI Tokyo Midtown」とも書かれています。たぶん世田谷に住んでたころにノベルティとしてもらって、そのまま2回の引っ越しにおける断捨離を生き残ってきた強者だと思います。ずっと使ってなかった。

大体出掛ける時のこのトートバッグの中身は、気が向いた時に電車のなかで読むための本を一冊とサイフくらいで、もし気まぐれに買い物をしたくなってもレジ袋一杯分くらいの余裕があるので「今日はエコバッグないから買い物するのやめようかな」ということもあまり起こりません。

もうファッションには興味なくなってしまったので、このトートバッグを壊れるまで使い続けるかもしれません。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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