京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。
営業時間のお知らせ
イートイン営業を一部再開
現在、店内でのイートインは2名様用の席を2か所にご用意しています。飲食時は会話を控え、飲食時以外はマスクの着用をお願いいたします。営業時間のお知らせ
隔週水曜日と毎週木曜日は12時オープンです。詳しくは営業カレンダーをご覧ください(他の営業日は11時オープン)。
スウェーデン菓子のオンライン販売
Lilla Katten ONLINE STORE
リッラ・カッテンで提供しているスウェーデンのケーキやクッキーをご自宅までお届けします。ラインナップは「カテゴリー『スウェーデン菓子』」をご覧ください。
当面のあいだ、テイクアウトのみで営業します。
金曜日のラジオは、月曜日から木曜日の編成と異なるおかげで、聴きたい番組があんまり無い。なので、これを書きながら放送大学を聴いています。テーマは「アルゴリズムとプログラミング 第10回」と興味深いし、バブルソート、懐かしい。
さて。オンラインストアにて「スウェーデンクッキー7種セット(各4枚)」を販売していますが、ケーキ類と違って、コチラはコンスタントに購入いただけているようで、ありがとうございます(発送は来週ですが、コチラから買えます)。
なかにはこのクッキーセットの注文を繰り返してくださるお客さんもいらっしゃり、リピートしていただくことが何よりもの誉め言葉であるわけで、とても励みになっています。
で。いまだに「世の中で販売されているほかのお菓子と何か違いはあるのか」ということを自問自答し続けているわけですが、先日カンブリア宮殿を観ていたところ、食のセレクトショップを運営する会社の社長さんが「本当に美味しいものを作るのは、なぜか小さい会社が多い」との旨の発言をしていらっしゃいました。
そっか。と思いつつ、リッラ・カッテンもこの法則に当てはまるものかと考えてみたところ、自分なりに立てた仮説は「機械製造」の存在でした。自分は専門家ではないから、そこは軽く受け流していただくとして、人間の味覚には手の触感と似たような繊細さがあるのかもしれないと思ったのです。
指先で何かをなぞると、ザラザラしている、ツルツルしている、などの感覚を得られるように、とても繊細なセンサーが備え付けられている器官であることがわかります。それならば、味覚に対しても、ザラザラ、ツルツルのような繊細な違いがわかるのではないかと。
大量生産する上で機械化することは免れません。例えるなら、ツルツルした味覚になる気がするのです。よくも悪くも均一的な質を生み出す一方で、凹凸感に乏しくなるイメージ。
対してウチのように手でつくる場合、均一的な質を目指すのはもちろんですが、機械のそれには及びません。お菓子をつくっている最中にお客さんが来れば、お菓子の生地をこねる手も止まります。正確に生地を何分間捏ねるという定義も設けず、感覚に任せている部分は多いと思います(多分)。
そのアナログな味覚を楽しめる方にとって、リッラ・カッテンのような手づくりのお菓子は相性がいいのかな、と考えました。CDとレコードの音質の違いのようなものです。知らんけど。
自分自身、相変わらず積極的にコンビニスイーツを食べていますが、やはりどれだけ世の中でヒット商品ともてはやされたお菓子でもどこかに物足りなさを感じることはあります。コンビニスイーツにはコンビニスイーツの役割はありますし、手軽に買えるから自分もキライじゃないです。
ついでに。店長に「ウチのお菓子、何か他の店と違うと思う?」と尋ねたら、生地を焼き上げる際にオーブンへ入れる際に「おいしくなーれ」と言っているそうです。サボテンにクラシック聴かせる、みたいな。
これは半分冗談として、こうした姿勢から垣間見える、作り手のお菓子のクオリティに対する責任感の違いはきっとあるでしょうね。