スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@20年01月29日(水)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【2020年02月】08日(土)/13日(木)/22日(土)/27日(木)


スウェーデン出身のJanさんから(スウェーデン人としてスウェーデンに住んでいた期間よりも、日本で暮らしている期間の方が長いので表現に困りますが)、「Ture Sventon(トゥーレ・スヴェントン)って知ってる?」という一言が。

「知らないです」と答えつつ、その名前を検索してみるといくつかの作品の書影が。そこで「あ」となりました。「ウチにあった気がする」って。イラストの雰囲気も自分の好みではないし、リカードがスウェーデンから持ってきてくれたものの1冊なのでしょう。

Janさんによると、トゥーレ・スヴェントンは私立探偵で、とある特徴を持っているとのこと。彼の名前は実際は「Sture Svensson(ストゥーレ・スヴェンソン)」らしいのですが、「Ture Sventon(トゥーレ・スヴェントン)」と名乗っていることが表していまして。それは彼が「S」の発音がうまく発音できずに「T」になってしまうから、そう名乗ることにしたというのです。

ちなみに、このトゥーレ・スヴェントンのシリーズは「Åke Holmberg(オーケ・ホルムベリィ)」によって書かれた児童文学作品で、1948年から1973年にかけて9作品が出版されたそうです。そしてダメ元で調べてみると、日本語で「迷探偵スベントン登場」をはじめとした翻訳本が出版されていたようです。日本って何でも翻訳しているんだな。

で、なんと彼の好物は「セムラ」だそうで。ここは期待を裏切らず、「semla」が「temla」になってしまう。上のコマでも、セリフが「JAG HAR KÖPT TEMLOR(テムラを買ってきたんだ)」となっています。

まあ実際に作品に目を通してみると、必ずしも「S」の発音ができないわけでないようですけれども。でも、この「S」が「T」になっちゃうという特徴だけでもスゴいインパクト強くて、きっと読者からすると「待ってました!」って、遠山の金さんの桜吹雪みたいなものなんでしょうな。

日本語への翻訳でも、もちろん彼の好物のセムラが「テムラ」としてセリフのなかにも登場していたようで、そのことを懐かしんで言及しているブログもありました。

意外なことに日本でもその存在が知られていた、スウェーデンの探偵スヴェントン。アタマに入れておけばアナタのスウェーデンに対するマニアック度が上がります。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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