スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@20年01月24日(金)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【2020年02月】08日(土)/13日(木)/22日(土)/27日(木)


今日は、とある百貨店の方が店に来てくださって、しばらくお話をさせていただきました。

北欧文化のことを知ろうと真摯な姿勢で臨まれていて、いろいろな北欧関連キーワードに対して自分が深く説明することなく、きちんと基礎知識を身に着けていらっしゃったことがとても印象的でした。

あんまり余計なことを書きすぎると、先方を巻き込みかねないので自粛。でも、こうやって面向かって北欧関連のハナシをしていると必ず「正直でいいですね」と言われます。誉め言葉として捉えていいでしょうか。

さて。昨日あたりから2月号の「かつぶし新聞」を作り始めたのですが、書くべき面白い話題が思い浮かばなかったのでセムラに関する何かを書くことに。

あらためてセムラのことを調べていると「1700年代のセムラの食べ方」が紹介されているのを目にしました(安定のスウェーデン語版Wikipedia)。1700年代というと、日本では江戸時代。日本人が茶筒開かなかったり、風呂桶ぬるぬるの時代に、スウェーデンではセムラを食べていたんですね。

そのセムラの伝統的な食べ方は「Hetväggヘートヴェッグ」といいます。現在ではセムラをそのまま食べることが一般的ですが、かつては温かいミルクにセムラを浸し、さらにシナモンを掛けていたというのです。セムラの食べ方の一つであるヘートヴェッグの存在は知っていたし、以前もブログで紹介したかもしれないけれども、この食べ方がそんなに古い伝統のある食べ方だったとは。

「かつぶし新聞」でこのことを書いたことで今年もこのヘートヴェッグを食べてみたくなったので、今朝その準備をして食べてみました。

感想は「相変わらずマズい」の一言。そこまでヒドクないのかもしれないけれども、給食のパンを牛乳で流し込んだときの食感です。フツーに食べた方がいい。

ただ、毎年1回は試しているおかげで、ちょっと慣れてきたかも。これが好きなスウェーデン人もいるらしいですが(特に年配の方で)。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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