スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@20年01月18日(土)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【2020年01月】18日(土)(満席)/23日(木)
  • 【2020年02月】08日(土)/13日(木)/22日(土)/27日(木)


今日の帰り際、見たことがないメモ帳が棚に置かれた荷物の間に挟まっているのを発見。

尋ねなくとも分かりきったことだけれども、店長に「こんなの見つけた」と知らせると、イーノさんの”虎の巻”なんだと。どうみてもネコだろうに。

中身は見ていませんが、きっと菓子製造のコツなど覚えておくべきことをメモしてくれているのでしょう。こんなところにこんな面白いイラストが添えられたメモ帳を無防備に置いておくなんて、ブログで紹介しろというフリであるに違いないので、ありがたくそのご厚意に甘えることにしました。

今日は自分の母がマディッケンの子守のために訪ねてきてくれていたのですが、自身の勤めている職場は多くの職員がやめていくんだという会話に。みんな「ブラック企業だ」と言ってやめていくんだと。

世の中ではブラック企業という言葉が跋扈していますが、もちろん企業の姿勢というものにも問題があるのかもしれないけれども、じゃあ働く側にはまったく問題はないのかという疑問を抱いています。

その会話のなかで「面接のときに『最近の御社の離職率は何パーセントくらいですか?』と訊けばブラック企業かどうか見抜けると思う」と提言したところ、「そんなこと訊けない」との返答が。

いやいや。採用面接の場では採用する企業が面接しているのだけれども、同時に働く側も企業を面接する場でもあるのだから。もし「そんなことを訊くなんて失礼だな、不採用」となるような職場なんて働かない方がいいです。

「職場を離れる方は少ないですね」という回答だったり、自分が納得するような回答が返ってくるような職場じゃなければ、そこで働くことに覚悟した方がいいと思うくらい。

というのも。過去に自分自身が勤めた企業、すべてがブラック企業だったから。ブラック企業であることを見抜けなかった自分自身が悪いし、職場がブラック企業であることを見抜けずに「働かせてください」と門を叩いたのはそもそも自分なんだよねと。

フリーランスの時期を含め、『はたらく』ということに対して自分なりの哲学を人一倍繰り返してきた自負はありますが、その哲学の一つに「主体性のない仕事はつまらない」というものがあります。誰かにやらされている仕事はつまらないのです。

つまらないと感じながら仕事をやらされている職場には、やはり嫌悪が募るものです。そのネガティブな感情が高まって「こんなブラックな職場は辞めてやる」と辞めて行った方たちは、高い確率でまたブラック企業に「働かせてください」と言ってしまうんじゃないかと思います。自分がソレでしたから。

ブラック企業に近づかないことが大事ですけれども、自分はそこで学んだことがたくさんあって、それが現在にも失敗の経験として活かされている部分もあります。ブラックな職場であっても、そこに自主性を持ち込めば得るものはきっとあると思うのです。

さて冒頭の写真に戻りますけど。だからイーノさんがこうしてメモを取っていることから、カッテンの仕事に対して主体性を持って取り組んでくださっているんじゃないかなという様子が窺えてよかったです。

もちろんメモ帳の存在だけでなく、いろんな場面でイーノさんが主体性を持って臨んでくださっているのを見掛けるので、カッテンでの仕事を楽しんでくれているのかなと以前から思っていましたけれども。いい具合に、イーノさんの色がカッテンに加わっていっている気がします。

よく企業が経営理念に「お客様のために!」みたいなスローガンを掲げてますが、ウチは「まずは自分たちが楽しむ」が一番大事だよねということを、雑談のなかで店長と再確認しました。仮に「お客様のためにイイこと」があったとしても、それが自分たちにとって楽しいことでなければやらない。

企業が「お客様のために!」を一番に掲げようとするから、職員の行動と態度が噛み合わずにストレスになってしまうヒトが増えているんじゃないかな。まずは自分たちが楽しむことができる店でないと。ストレスを溜め込んだ職員が運営する店が、誰かをエンターテイン(おもてなし)できるわけがないのです。

それにしても、表情からして空き地でケンカを売りまくってそうな育ちの悪そうなネコだなと。いい意味で、いい意味で。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
2020 © スウェーデン菓子と絵本「リッラ・カッテン」