京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。
店内イベント
【満席】2019年12月13日(金)11:30-
スウェーデン洋菓子教室「サフランパンとジンジャークッキー」の詳細
店外イベント
19年12月08日(日)12時~
【満席】店長による出張お話会『トムテと絵本とクリスマス』
詳細:Sweet Sweet Sweden+
スウェーデン語教室
ネイティブによる「スウェーデン語講座」不定期開催 11時30分~13時
※ 開催日についてはお問い合わせくださいリッラ・カッテン店長による「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【2020年01月】18日(土)/23日(木)
本日12月13日は「
ところで。店ではルシア祭に欠かせないお菓子である「ルッセカット&ジンジャークッキー」をテーマとしたお菓子教室を開催。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
さて本題です。12月に入ってから、レトロクリスマスカードを毎日1枚ずつ各SNSにアップしています。現時点までアップしているのは、たとえばインスタであればコチラから見られます。
今日は「ルシアの日」ということで、この日に掲載するカードは決めていました。エルサ・ベスコフによるルシアのイラストが施されたクリスマスカード。扉画像で言うと、右のヤツです。
すでに何度か紹介してきているので「もうええわ」という方もいらっしゃるでしょうけれども、(一応)普段インスタに投稿することのない自分なので、インスタでは初お目見えになったんじゃないかと思います。
まあ、あんまり「エルサ・ベスコフのカードですよ!」と大声でアピールせず、作者クレジットにしれっと「Elsa Beskow」と書いているだけなんですけど。
エルサ・ベスコフはスウェーデンにおける絵本業界のレジェンドであり、日本でも一定の知名度があると思いますが、「エルサ・ベスコフが描いた」という先入観を持ってこのイラストを観たときの印象と、誰が描いたか知らずにイラストを観たときの印象、きっと違うと思うんですよね。
わざといろんなタイプの作風だったり、モチーフだったり、イラストの多様性を意識したカード紹介のラインナップを作っているので、この一連の投稿に関しては『いいね』の数に興味を持っています。「これ、人気なさそうだなー」というものを投稿するのは勇気がいるけれども。
右のエルサ・ベスコフのイラスト、そして左はイェンニ・ニィストルムという作家によるイラストのものです。こちらは12月2日のカードとして、すでに紹介しました。
ちなみにイェンニ・ニィストルム。先週の日曜日に開催されたスウェーデン関連イベント「Sweet Sweet Sweden+」にて店長が担当させていただいた『トムテ』についてのお話会においてもキーパーソンとなった人物です(多分、店長からそういう話が出ていたんじゃないかと)。まあ、そのハナシは長くなるから今日は置いといて。
こうして2枚のカードを並べてみたのは、同じルシアで、ほぼ同じ構図にも関わらず、これだけ雰囲気が違くなるものかと感心したから。形容詞で言うと「キレイ」と「カワイイ」という言葉の差が如実に表れている気がします。
先日、この2つのイラストの対比を電車のなかで思い浮かべていたときに、日本人の誉め言葉として、ほとんどの場合「カワイイ」しか出てこない傾向があることに気が付きました(自分調べ)。
東京蚤の市のような大型イベントには万単位でお客さんがお店を訪れてくれるのですが、お客さんたちのほとんどが発するのは「カワイイ」という言葉な気がします。「キレイ」という言葉を発するヒトはほとんどいないと言えます。日本人の評価軸で重きを置かれるのは、やはり「カワイイ」なのでしょう。
スウェーデン語にも「
それほどスウェーデン語のニュアンスを理解しているわけではないですが、個人的にはそう思います。
最後にめずらしく宣伝を。エルサ・ベスコフによるルシアのイラストは、ポストカードにして販売しています。
ポストカード:エルサ・ベスコフ「メリークリスマス(ルシア)」
個人的にはイェンニ・ニィストルムの作品も何かカタチにしたいけれども、「キレイ」は日本で大衆的な支持を得られづらい気がするので、なかなか勇気がいりますね。
自分も最初はイェンニ・ニィストルムの作品を「濃いなぁ」と感じていたのですが、彼女のいろいろな作品を目にしていくうちに、今ではすっかりお気に入り作家の一人になりました。