スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年12月07日(土)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店外イベント

  • 19年12月08日(日)12時~
    【満席】店長による出張お話会『トムテと絵本とクリスマス』

    詳細:Sweet Sweet Sweden+

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【2019年12月】12日(木)
  • 【2020年01月】18日(土)/23日(木)


そろそろ「深夜の小言」に改名した方がいいと思う。

コンビニに行ったら、「ミニシュトレン」とやらが売っていたので買ってみました。店内のパンコーナーのあらゆる商品のパッケージがクリスマス仕様になっていたので、このシュトレンもクリスマス需要を見越してのことでしょう。

きっとこれまでにもシュトレンというものを食べたことはあったのだけれども、どうもオトナな味が苦手だった気がするという印象しか残っていなくて。それでも数年のあいだに味覚が鍛えられて、シュトレンの味に耐性ができているかもしれないという期待を一つの根拠として買ってみました。

購入したのにはもう一つ根拠があって、いつものようにコンビニで提供されている洋菓子のクオリティの調査という意味もありました。店長にも食べさせてみようと。

しかし。その一方で、シュトレンというドイツのクリスマスにおける伝統菓子にこれまで(日本で)情熱を傾けてきた職人たちに対する後ろめたさも感じました。自分のようなライトな「シュトレン食べてみたい」の気持ちの人間の思いがコンビニでストップしてしまい、職人たちまで届かないのではないかと。

なんだか、いろいろな「ちょっと『〇〇』してみたい」の気持ちがコンビニで解消されてしまって、本当にその『〇〇』の分野で頑張っている人たちまでお金が届かない構造になってしまってやいないかと。「いま流行っているからウチも」と、腰掛で手を出してきた企業にそのパイを奪われるシーンが多くなっている気がします。

お金儲けのための一時的な手段の1つとしてしか考えておらず、哲学が感じられないビジネスの何たる多いことか。その哲学のないビジネスに、哲学を持って活動しているヒトたちが飲み込まれていくことに残念さを感じます。

もちろん、きちんと消費者へ自分たちの存在をアピールして声を届けることは必要ですけれども。それが資本主義のルールなのですけれども。なんだかなぁー(阿藤快)。

最近、100円ショップで購入した自宅のLED電球(ちなみに200円)が立て続けに2つ切れました。まだ3年ほどしか使っていないのに。結果的に100円ショップで購入するなら、最初から600円くらいのものを買っておいた方が長持ちしたかもしれないし、エコのためにLEDにしたはずなのに結果的に2つ目の電球を消費してしまうことになるわけで。

さらに。先日、雑誌でMOEに掲載戴いた旨を紹介しましたが、そのときに「こちらで買えます」みたいなリンクを貼ろうと思ったら、amazon以外のわかりやすい購入先がなかなか見つからなくて愕然とさせられました。そりゃamazonの消費への誘導に偏るわけですよ。

コンビニの気軽さ。100円ショップの安さ。amazonの便利さ。短絡的にその魅力に飛びつきがちですが、自分の消費の仕方を反省する昨今です。大事なのは、反省の弁を述べるだけでなく、今後はきちんと「良いものを消費する姿勢」を貫くことでしょう。

まずは「とりあえず100円ショップ」の精神を改めようと思います。日用品は別の場所で買う。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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