スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年11月28日(木)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店外イベント

  • 19年12月08日(日)12時~
    店長による出張お話会『トムテと絵本とクリスマス』

    詳細:Sweet Sweet Sweden+

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【12月】07日(土)/12日(木)


昨日、東京某所での用事のついでに高円寺に行きました。

自分はこれまでの人生のなかで、小田急、東急や京急などの沿線に住むことが多く、東京の西側へ伸びていく中央線とはそれほど縁がありませんでした。そのため、高円寺がどこにあるのか、吉祥寺がどこにあるのか、よく知りません。高円寺は新宿から中央線で2駅目なのですね。

高円寺には、以前から気になっていたお店が数軒あったのですが、なかなかそちらの方面に用事がありませんでした。しかし、リッラ・カッテンの店づくりの参考になるんじゃないかと、ようやく高円寺を訪れる決心をしました。雨が降ったりやんだりだったけど。

目的だったお店4軒のうち、1軒は残念ながら定休日だったのですが(定休日は大事)、高円寺に滞在できる2時間をきっちりと使い、各店舗の店づくりの様子から得られるであろうヒントを探しました。

帰りに乗り換えのために渋谷を少し歩かなくてはならなかったのですが、一日で高円寺と渋谷の様子を見て比べると、ものすごく対照的な印象を受けました。

高円寺では古き良きものを大事にしているお店が多い印象を受けましたが、その一方で渋谷では革新さを大事にしているお店が多い印象を受けたのです。個人的にはじっくり時間を掛けて熟成させてきた高円寺の持つ文化の方に一票投じたいかな。

昔ながらの小汚いビルの2階とかにひっそり入居している店の面々こそ、その街の個性を作り上げるものだと思いますが、渋谷では再開発によってそれらが一掃されてしまい、高い賃料を払えるイマドキのお店ばかりが流れ込んできてしまったのでしょう。渋谷における街の刷新があまりにも早すぎて、渋谷の育んできた文化がいまは失われているような気がします。

自分が大学のころに入り浸っていた渋谷とはもう別人ですよ。スリラーの頃のマイケル・ジャクソンと、晩年のマイケル・ジャクソンくらい違う。

街の変化のスピードについていけなくなったのは、自分が歳を取ったから。そんな可能性もありますかね。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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