スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年11月21日(木)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【11月】28日(木)
  • 【12月】07日(土)/12日(木)


今日は店番しながらスウェーデンに関する昔話を書いていたのですが、提供すべきトピックスが上がってきたので、そちらは明日に回すことにしました。つまり、自分の中では本日2本目のブログです。

12月13日(金)に開催するスウェーデン洋菓子教室のことで、「サフランパンとジンジャークッキー」をつくります。開催までもう20日ほどしかなくてスミマセンが、日程的に1日のみの開催で、残席2はだそうです。


いつぞやこのグリーティングカードを紹介したことがあったかもしれませんが。このカード、絵本からの抜粋でなくカードのための描き下ろしなので好きなんです(きっと、また使う)。

「サフランパン」は、スウェーデンでは「lussekattルッセカット」と呼ばれます。直訳すれば「ルシアのネコ」という意味ですが、ほかにも「lussebulleルッセブッレ」など、いろいろな呼び名があります。

つまり、スウェーデンの伝統行事のひとつである「ルシアの日」を象徴するパンです。この洋菓子教室の開催日である12月13日は、偶然ながら「ルシアの日」だったりします。スウェーデンでも祝日ではないんですけどね。

「なぜ『ルシアのネコ』という名前なのか」とか、「なんでサフランを使うのか」とか、そういう文化的なことは書くのが面倒くさいから詳しい店長に訊いてください。

ルシアに扮した一団が列をなして登場し、ルッセカットやジンジャークッキーを振る舞う光景もあります。写真にあるように、スウェーデン絵本史を語る上で欠かせない存在のエルサ・ベスコフもこのルシアの様子をグリーティングカードのモチーフに描いています。

お盆に載せてあるのは、まさに今回の洋菓子教室でつくる「サフランパン(ルッセカット)」と「ジンジャークッキー」ですね。そしてスウェーデン人の大好きな、コーヒーも。

世界的に評価の高いスウェーデン人作家が、こういうスウェーデン文化を描いているのを見ると、「ベスコフって本当にスウェーデン人なんだな」って、なんだか安心するのは自分だけでしょうか。

ABBAがスウェーデン語で歌っている曲なんかを聴いていても「本当にスウェーデン出身なんだな」って再認識します。疑い深い性格なもので。

でも、きっとミッキーマウスのなかにはオジサンなんて入っていないよ、ハハッ!

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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