スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年11月05日(火)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【11月】02日(土)/07日(木)/18日(木)
  • 【12月】07日(土)/12日(木)


気が付けば、東京蚤の市も近くなってきています。ただでさえ店内にも、いよいよクッキーが詰まった段ボール箱が積みあがり始めそうです。

自分の担当は紙モノ、主に切手。深夜に自宅でちまちまと切手を整理しています。切手は昔は店長の担当だったのを、今回から自分が担当し始めたのですが、ずっとやっていられる。

以前にユキコさんから教えてもらった切手作家「スワニア」の名前を知り、彼のつくった切手は一部の郵趣家のあいだで人気らしいという情報は得ていたのですが、じつはイマイチその凄さがピンと来ていなかったのが正直なところ。

とりあえず「スワニア!スワニア!」って言っておけばスウェーデン切手がちょっとわかった気になれる、みたいな。

しかし、彼のスゴさをついに体感してしまった。それは切手に小さく記された担当デザイナー名をチェックするため、ルーペを通して切手を見ようとしてみたときでした。


「このヒト、二重じゃん…」

これだけで自分の切手を見る目が少し変わりました。遠目で見ればまるでモノクロ写真のような印刷が、ルーペを通してみると極細の線や点だけで構成されていたんですね。

世の郵趣家からすれば、アート好きからすれば、こんなことは当たり前のことかもしれませんが、自分にとっては衝撃の事実。切手と言う消耗品に、これだけの職人技が詰め込まれていること、それが決して高価ではない値段で手に入るということのスゴさ。

Wikipediaのスワニアの項をチェックする限りでは、『エングレービング』という凹版印刷によって実現された絵ということでいいのかな。勉強不足なので、この辺の知識は追々と。

自分には美術館でガラスケースに入れられた大作を観るよりも、こうして手に取って触れられる切手、絵本、ハガキなどを観ている方がよっぽど性に合っている気がします。

で。今日、店長に写真を見せながら「スワニアの切手ってスゴイ、この切手のヒトが二重なんだよ」と話したら「ヨーロッパのヒトはみんな二重だからね」って。

そこじゃないし。


とりあえずスワニアによる切手、集めてみています。惜しむらくは、動物モチーフの切手がほとんどないこと。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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