スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年11月01日(金)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【11月】02日(土)/07日(木)/18日(木)


まず、11月のスウェーデン洋菓子教室のお知らせを。昨年と同様、「ジンジャークッキーハウス」を作ります。詳細は以下よりご確認くださいませ。

【NEW】 2019年11月29日(金)/11月30日(土)11:30-
スウェーデン洋菓子教室「ジンジャークッキーハウス」の詳細

今日は、ある洋菓子の業界紙から取材の方がいらっしゃいました。新しくつくった名刺もちゃんと活用できた。

直近に発行された雑誌を頂戴したところ、業界紙だけれどもロゴは見覚えがあるものでした。ブックオフとかでもたまに業界紙が売っていたりするからかな。伺ったところによると、最低でも50年ほど、やもするともっと古い歴史を持つ業界紙だそうです。ちなみに書店での扱いはないとのこと。

で。洋菓子の取材なのだから、菓子作りを担当している店長が適任だけれども、イベントのための商品づくりで忙しといということもあり、申し訳ないと思いながら自分が取材に応じさせていただきました。まあ、スウェーデン洋菓子のカンタンな歴史くらいなら自分もある程度アタマに入れているので。

撮影していただいたお菓子の歴史やこだわりなどを一通り説明したのち、リッラ・カッテンとしての今後の展望などもお話させていただきました。自分はそういう話題の方が話しやすいです。

スウェーデンに関する情報をお伝えする度に「そんなことも知らずにスミマセン」と謝っていただいたり、「スウェーデン語では〇〇と言います」とお伝えした後に「えーと…なんでしたっけ?」ということもありましたが、全然構いません。異文化のことを知らないから取材していただいているわけですし。

日本人だって、「じゅわいよ・くちゅーるマキ」を一度耳にしただけで、「はい、言ってみて!」と言われても言えないものですから。

それにしても、古くから続く業界紙がウチみたいな小さい店をよく見つけてくれたものですね。興味を持っていただき、ありがとうございました。

その取材の後、店内でしばらく東京蚤の市で使う用の什器を作ったりして、午後5時過ぎに店を出る。駅のホームに着いてから、新逗子方面へプラットホームを歩いていると空が紫に。いわゆるマジックアワーというヤツでしょうか。

取材のなかで、きっと雑誌に載らない部分でしょうけれども「日本人は娯楽を提供してもらわないと楽しめないような気がするけれども、スウェーデン人は娯楽を自分で作らないといけない環境で生きている気がします」というハナシをさせていただきました。

日本は例えばカラオケとかゲームセンターとかがあるけれども、スウェーデンの大半の土地にはそんなものないわけです。だからスウェーデン人にとっては”自然に向き合う”という、日本人からすると何もしていないに等しい退屈とも思える行為すら娯楽として成立できるくらいの繊細さが備わるんじゃないかと考えています。

日本よりスウェーデンの方が環境に対して敏感なのも頷けますよね。彼らにとって、自然は日本よりも身近な存在なのですから。

たかが空の色、されど空の色。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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