スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年10月25日(金)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【11月】02日(土)/07日(木)/18日(木)


今日はスウェーデン洋菓子教室にて、参加者の皆さんがブダペストロールをつくっていました。

参加者さんのなかに、長らくスウェーデン洋菓子教室に参加してくださっている方がいらっしゃるのですが、その方にいろいろなものをお土産に戴きました。遠方からお越しいただいた上に、更にお気遣いいただき、ありがとうございます。

で。いただいたお土産のひとつが、なんと店長がしばらく探し求めていた葉付きのニンジンだったのです。「横須賀の生産者直売所まで行かなくちゃ手に入らないんじゃないか」とか、「金沢文庫の向こう側にあるガーデニングセンターの地野菜コーナーならあるんじゃないか」とか、そういった案はあったのですが、いずれもちょっと遠いし、二の足を踏み続けていたところでした。

店長のアタマの中には「妥協してイタリアンパセリにでもしようか」という案もあったようですが、渡りに船とはまさにこのこと、最高にタイムリーなニンジンのお土産でした。

ところでニンジンの葉を何に使うかと言うと、クリスマスケーキの宣伝用にキャロットケーキを作る際、ケーキに載せる装飾のパーツにするんだそうです。もうクリスマスのことを考えなくちゃいけないなんてね。

お土産、ありがとうございました。何気なく持ってきていただいたニンジンに対して、ここまで感謝されると思っていらっしゃらなかったでしょうけれども。

あと、今日の印象的だったお客さん。外国人のお客さんがやってきました。

最近は日本人か外国人かって、外見からだけじゃ判断できませんけどね。まあ、レジ前に立つなり英語でオーダーをくれたわけです。

正確じゃないかもしれないけれども、「I’ll take two prinsesstårtaプリンセストータ」って感じで。

アタマのなかで「ああ、はいはい。プリンセスケーキですね」と自然に了解してしまったけれども、レジを操作しながら「プリンセスケーキじゃなくて、プリンセストータって言ったよね…」と思い返す。

冷蔵ショーケースからプリンセスケーキを取り出しながら、「さてはお主、スウェーデン人だな?」という確信を持ったので、「Did you call the cakes “prinsesstårta”?」と英語で尋ねた後、立て続けにスウェーデン語で「Är du svensk?(スウェーデン人ですか?)」と重ねる。

よくよくこのお客さんのハナシを聴いてみたところ、アメリカの方とのこと。スウェーデン語を勉強して2か月で、お店の前を通った時にダーラヘストの置物を見てスウェーデンをテーマとした店だということを認識してくれたんだそうです。

サヨナラの言葉は「Tack så mycket, hej då!!(どうもありがとう、サヨナラ!)」とスウェーデン語で言ってくれました。そういえば、ストックホルム大学にもアメリカ人が1人同じクラスにいたけれども、やっぱりアメリカでも日本と同様にスウェーデン語を学ぶヒトの存在はレアでしょうね。

自分の英語力なんて「Beef or chicken?」「Yes, I’m chicken!!」に近いレベルなので、かなりアタマ使いました。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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