スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年10月17日(木)

京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【10月】24日(木)
  • 【11月】02日(土)/07日(木)/18日(木)


まず、お知らせです。スウェーデン洋菓子教室「ブダペストロール」の10月25日(金)11:30-の回に1席のキャンセルが出ましたので、再募集のお知らせです。

開催日が迫っていますが、まずはこのブログを読んでくださっている方の目に届けばと。しばらくして希望される方がいらっしゃらないようであればSNSへの告知をしたいと思います。もしご興味お持ちいただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

店内イベント

昨日、ノルウェー語の先生をされていらっしゃる「ノルたん(ゆるキャラかな?)」がお店に来てくださいました。

いつもオミヤゲを持ってきてくださり、ありがとうございます。お店に足を運んでいただき、何か召し上がっていただくだけでも十分にありがたいんですけどね。

数あるオミヤゲのなかには、ノルウェー語の動詞の活用を憶えるための助けとなる小道具も。矢印をイラストに合わせると、そのイラストに対応した動詞が小窓から見えるようになっている円形の厚紙。

アレです。小学校の掃除当番の場所を示すためのアレ(世代によるのかな)。誰か名前をつけてあげてほしい。「掃除当番早わかりクルクル」とか、センスなさすぎてもいいから。

そんな「ノルウェー語基本動詞早見クルクル」ですが、自分もクルクルと回しながら「これはスウェーデン語に似ている」、「これは意味わからん」と眺めていました。

そういえば。北欧諸国に興味を持っている方であれば「スウェーデン語とノルウェー語&デンマーク語は似ている(フィンランド語は別人)」というハナシをどこかで聴いたことがある方は多いかもしれませんが、具体的にどれだけ似ているのかを紹介したことはなかったかもですね。

スウェーデン語とノルウェー語の動詞の比較をいくつか挙げてみます(比較しているのは原形のみ)。

  1. 歩く
    ノルウェー語:gå ⇒ スウェーデン語:gå
    ※ 綴りがまったく同じ
  2. 話す
    ノルウェー語:tale ⇒ スウェーデン語:tala
    ※ 語尾の「ノル:e」が「スウェ:a」になってる
  3. 飲む
    ノルウェー語:drikke ⇒ スウェーデン語:drycka
    ※ 綴りの「ノル:kk」が「スウェ:ck」になっている
  4. 読む
    ノルウェー語:lese ⇒ スウェーデン語:läsa
    ※ 綴りは違うけれども音は似ている
  5. 買う
    ノルウェー語:handle ⇒ スウェーデン語:köpa(handla)
    ※ スウェーデン語では「köpa」の方が一般的かな
  6. 掃除する
    ノルウェー語:vaske ⇒ スウェーデン語:tvätta?, städa?
    ※ 意味の推測が困難(このノル語は、英語のwashと同語源かな?)

「5: handle」は、スウェーデン語でも「handla」という単語があり、こちらも買い物をする意味はあります。でもスウェーデン語では「köpa」の方がよく使うので、スウェーデン語の入門書であれば、まず「köpa」が紹介されるのが自然です。一方で、ノルウェー語では「handle」が一般的なんでしょうね。

「6: vaske」は、Google翻訳でノルウェー語の意味を調べなくてはならないくらい、自分のスウェーデン語力では推測できませんでした。自分が知らないだけでスウェーデン語にも同じ意味の似た単語が存在している可能性もありますけれど。

まあ、総じてスウェーデン語とノルウェー語は結構似ています。いくつか例を挙げただけですが、この比較でガッテンいただけるでしょうか。

スウェーデン語を勉強したら、ノルウェーにも行ってみてほしいです。そしてお店に入ったら、まずはスウェーデン語でのコミュニケーションを試みる。それって、日本人としてなかなかできない体験だと思いますから。

機会があれば、どこかで自分のノルウェー滞在経験のことを書くかもしれません。

ところで。最近、ノルたんとは「ノルウェー語を学んでる皆さんはキャラが濃いですね」とか、「いやいや、スウェーデン組の方が…」とか、メッセージでお互いに謙遜し合っていますが、北欧関係同士でホント仲良くしていただいてありがとうございます(ウチはペーペーですけれど)。

キャラが濃いことを自認していらっしゃる方で北欧語を学びたい方がいらっしゃったら、ぜひ『ノルウェー夢ネット』へどうぞ。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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