スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年10月05日(土)

26言目の「ねごと」。京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。

重要なお知らせ

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【10月】24日(木)
  • 【11月】02日(土)/07日(木)/18日(木)


19年10月08日(火)は店休日です

毎週土曜日は誰かとの会話の内容を披露する予定でしたが、今日は昨日に続いてスウェーデンは「シナモンロールの日」でしたというハナシ。

今日はヨーテボリのリカードとSkypeをする日でした。2週間前のSkypeでの会話のなかで「仕事場でのシナモンロールの日の様子が興味あるんだけれども、写真撮れないかな」とお願いしていたのでした。

すると今朝。枕元に置いてあるスマホの目覚ましを止めようと、スマホを操作するとリカードからこんなメッセージが届いていました。

事後報告で申し訳ないけれども、リカードへ業務連絡。送ってくれた写真と一緒にメッセージを披露させてくだちい。

Min arbetsplats hade inte köpt in några kanelbullar idag😱

今日、職場がシナモンロールを買ってきていなかったよ。

まあまあまあ。もちろんそれを理由にリカードを責めることはもちろんないのだけれども、メッセージは続きます。

Så jag övertalade min chef att åka och köpa in 20 stycken kanelbullar till vår avdelning😇

だから、上司に自分たちの部門のために20個のシナモンロールを買ってくるように説得したんだ。

スウェーデンにおける「シナモンロールの日」の重要さが垣間見えます。職場であってもシナモンロールの存在は大事なのです。そして、その説得が功を奏した結果が冒頭の写真というわけ。

Han köpte dom på Ikea så dom var inte så roliga..😅 Men det var bättre än inget!

でも彼が買ってきたのはイケアのだったから、そんなにイイものじゃないけれど…でも、何もないよりはいいけどね!

イケアのシナモンロールは、それほどスウェーデン人に歓迎されていないようで。安く大量に生産するには、よくも悪くも合理性を追求しなくてはいけないのは本国でも一緒なのでしょう。

でも、スウェーデンのイケアに行ったら、やっぱり自分はスウェーデン文化の一つとしてイケアのシナモンロールとホットドッグを食べたくなるかな。駄菓子みたいな感覚とも言えるかもしれません、あの安っぽい味にもそれはそれで役割があるというものです。「美味しい」だけが正義ではないケースだってある。

兎にも角にも。スウェーデンにおける「シナモンロールの日」の飾らない一例を垣間見られてよかったかな、と。

リカード、ありがとう。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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