26言目の「ねごと」。京急逗子線神武寺駅前にあるスウェーデン洋菓子店リッラ・カッテンのお知らせや自分たちのことについて、基本的に営業日には毎日更新しています。
重要なお知らせ
料金改定のお知らせ
2019年10月からの料金改定のお知らせ
店内イベント
【満席】 2019年10月25日(金)/26日(土)11:30-
スウェーデン洋菓子教室「ブダペストロール」の詳細
店外イベント
19年11月15日(金)〜17日(日)
第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)
スウェーデン語教室
ネイティブによる「スウェーデン語講座」不定期開催 11時30分~13時
※ 開催日についてはお問い合わせくださいリッラ・カッテン店長による「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【10月】24日(木)
- 【11月】02日(土)/07日(木)/18日(木)
どこかで目にして以来、ずっと探していた言葉があったのですが、ついに見つけ申した。
引用:Keith Richards: read the interview the world is talking about in full
イギリスのバンド、ローリングストーンズのギタリストであるキース・リチャーズへのインタビューからの一節。
引用しておきながら英語はスウェーデン語より苦手なので正直よくわかりませんが(難しいスウェーデン語もわからん)、要点は“They forgot the roll and they only kept the rock”の部分。
ロックンロールという言葉から”ロック”だけが残り、いつの間にか世の中から”ロール”が忘れさられてしまっているんじゃないかという主張です。キース・リチャーズ的には”ロール”の持つノリがなくては意味がない、と。
初めてこの言葉を聴いた時、「あ、わかる」と思いました。ちゃんと説明できないけれども、”ロックンロール”と”ロック”はたしかになんとなく違う気がする。
ローリングストーンズの曲はあんまり知らないけれども、自分が”ロックンロール”だと思う曲は、レッドツェッペリンの「Rock and Roll」かな。タイトル自体がロックンロールだし。
で、何が言いたいかというと。このキース・リチャーズによる「ロールはどうしたんだ?」発言は、現在のシナモンロール業界にも当てはめられると思うんですよね。
最近のシナモンロールは”ロール”していないじゃないかと。誰が始めたのか、いつの間にかスウェーデンのシナモンロール形成方法は群雄割拠、「巻き(ロール)派」と「結び派」に勢力が2分されていますが、シナモンロールという名前であるからにはロールしていてほしい。
もはや結びスタイルのシナモンロールは、区別つきやすいように「シナモンローラナイ」としてもいいんじゃないだろうか。なんだか進化した感じも出るし。
スウェーデンでは「巻き」と「結び」は、どちらが人気なんですかね。「三角、俵型、真ん丸、どのおにぎりがいいか」と問われるのと同様に、「べつにどっちでもいい」というヒトも多いかも知れませんけれども。
というわけで。今日10月4日、スウェーデンでは「シナモンロールの日」でした。
ちなみに。冒頭のイラストは
このシリーズはお菓子が登場するシーンが多いですね。スウェーデン語もそれほど難しい言葉で書かれていないし、ストーリーも面白く、絵も細かく描きこまれているので、店長も自分も気に入っています。日本でも「おとうとうさぎ」のシリーズとして翻訳出版あり。
スウェーデンの絵本にはしばしばシナモンロールが登場しますが、そのほとんどがロールタイプです。