スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年09月21日(土)

19言目の「ねごと」。

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【09月】26日(木)
  • 【10月】05日(土)/10日(木)/24日(木)


スウェーデン人のリカードとSkypeで話した際に興味深いハナシを聴いたので。今日は店長との会話ではなく、リカードとの会話のなかから。

本当はスウェーデン語でのやり取りが8割ほどの会話ですが、全部日本語で書きます。まあ、スウェーデン語で会話の内容を再現する方が大変だし。

ビョ
ところで、「シナモンロールの日」っていつだか知ってる?
リカ
ん、いつだったっけ(調べ始める)。
ビョ
いや、スウェーデンの人たちが、実際にどれだけ「シナモンロールの日」を気にしているのか知りたいんだよね。
リカ
ああ、10月4日。もうすぐだね。自分では憶えていないけれども、職場とかでシナモンロールが配られたり、スーパーとかコンビニとかでシナモンロールが売られているのを見ると「あ、シナモンロールの日だ」ってわかる。そんな感じかな。
ビョ
職場でシナモンロールが配られるんだ。
リカ
職場で、誰かの勤続年数をお祝いしたりとか、誰かの誕生日をお祝いしたりとか、そういったときにはプリンセスケーキも出るね。
ビョ
お祝いのときって、やっぱりプリンセスケーキじゃなくちゃダメなの?
リカ
いや、ほかのケーキが出ることもあるけどね。
ビョ
じゃあ、「プリンセスケーキの日」はいつだか知ってる?(注:会話の内容は勘違いで、正確には「プリンセスケーキ週間」でした)
リカ
何それ、そんなのあるの?
ビョ
あ、知らないのか。なんか、この期間に売られたプリンセスケーキのお金の一部が、孤児とかの助けのために寄付されるとか。(注:こちらも会話の内容は勘違いで、正確には「長期的な病気に苦しむ子供や、障害をもった子供の活動のために寄付される」でした)
リカ
へえ、プリンセスケーキのは知らなかった。スウェーデン人が意識しているお菓子関連の記念日は「Fettisdagenフェッティスダーゲン(セムラを食べる)」、「Våffeldagenヴォッフェルダーゲン(ワッフルを食べる)」、そして「Kanelbullens dagカネールブッレンス・ダーグ(シナモンロールを食べる)」、その3つかな。
ビョ
いや、すごい参考になった。

いろいろとプリンセスケーキ週間に関してビミョーな誤情報をリカードに与えてしまったけれども、だいたいこんな感じの会話でした。

「シナモンロールの日」や「プリンセスケーキ週間」などの知識はネットで知ることができるのですが、その温度感まで知ることは叶わないわけです。たとえば、茨城県は納豆で有名ということは知っていても、どれだけ納豆がどれだけ親しまれる存在であるかまでの温度感まで認知できていない方がほとんどだと思います。

もちろんリカードは専門家でもなく、あくまで個人の主観であることは仕方がないので、ほかのスウェーデン人と同じハナシをすれば違う見解が返ってくる可能性があることはご了承ください。でも一人のスウェーデン人の意見として参考になるかなと。

スウェーデンの職場でコミュニケーションツールにもなっているシナモンロールやプリンセスケーキ、スウェーデン洋菓子がどれだけスウェーデン人にとって身近で重要な存在であるかを垣間見られた気がします。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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