スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年09月20日(金)

18言目の「ねごと」。明日からまた3連休らしいですね。カレンダーをあまり気にせずに生きていると、連休の存在を見落としがち

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【09月】26日(木)
  • 【10月】05日(土)/10日(木)/24日(木)


趣味回。1ミリも興味ない方もいるでしょうが、誰かの新しい興味の入り口になれば幸いですということで、久しぶりにいくつか音楽を並べてみました。

切り口は、アニメ作品の主題歌でありながら大人な雰囲気漂う曲。アニメ自体も子供向けというより、大人をターゲットにした作品なので、もし機会があれば視聴してみてください。

いつもどおり、曲が一部聴けるようにSpotifyのシェアリンクを貼っておきました。ちなみにパソコン版のSpotifyなら、無料アカウントでもちょっとの広告が入るだけで自由に聴けます(自分も無料アカウント)。

写真についてですが。久しぶりに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観てたのですが、その主要キャラクターの一人が使っていたマグカップ。なぜかスウェーデン国旗柄で、気になってしまったので。

蟲師 – Ally Kerr「The sore feet song」

アーティストの名前、読めない。調べたら「アリー・カー」と読み、スコットランド・グラスゴー出身のシンガーソングライターだそうです。

この曲が主題歌に使われたのは、『蟲師(むしし)』という作品。あらゆる事象は人々の目には見えない蟲によって引き起こされているという概念を持つ世界のハナシ。

たとえば、「虫の知らせ」とか、「虫の居所が悪い」とか、そういった言葉があるように、目に見えない虫の存在により引き起こされているということです。

そして人間の生活に干渉してくる蟲たちとの距離を保つために存在する蟲の専門家が”蟲師”であり、主人公のギンコがそれ。

蟲によって人生を狂わされたり、生き別れになったり、命を落としたり。蟲によってもたらされる様々な人間ドラマが実に濃厚で、毎話ごとに人生について考えさせられてしまいます。

基本的には1話完結ですが、ギンコが蟲師となった経緯について徐々に語られていく連続性も。

サムライチャンプルー – MINMI「四季ノ唄」

レゲエ歌手であるMINMIによる曲、歌詞も素晴らしい。

『サムライチャンプルー』というアニメの主題歌ですが、そのアニメの舞台は江戸時代をベースにしているものの、作品タイトルにもあるように時代感やら世界観はごちゃまぜ。主に江戸とヒップホップカルチャーが混ざっています。

この「四季ノ唄」も、ヒップホップ調のトラックにラップが乗せられている曲ですが、歌詞にはカタカナがひとつも入っていないというこだわりが見受けられます。歌詞に横文字を使わないことで、音楽と歌詞のあいだに明確な隔たりを設け、それを混ぜた、つまり”チャンプルー”したということを意識したのでしょう。

ストーリーの主軸は、ヒロインであるフウの「向日葵の匂いのする侍」を探す旅に、サムライのムゲンとジンが同行するというもの。この3人は最後まで仲間なのか、仲間ではないのかはっきりしないまま旅が続きます。

そして目的を果たしてしまった最終話には三者ともあっさりとそれぞれの道を進んでいくのですが、それがまた彼ららしくもあります。

交響詩篇エウレカセブン – ハルカリ「Tips Taps Tip」

メルカリではなく、ハルカリ。ハルカとユカリの2人組だから、ハルカリ。現在は表立った活動はしていないようです。

『交響詩篇エウレカセブン』の第3期エンディングテーマとして使われた楽曲ですが、エウレカで使用された曲には隠れ名曲が多い気がする。

エウレカセブンは、端的に言ってしまえばロボットアニメですけどね。ロボットが登場するアニメというと、なんだか大人には取っつきづらい印象があるかもしれませんが、機動戦士ガンダムをはじめとして世の中が想像している以上にドラマが織り込まれているものです。

ストーリーが複雑で、エウレカセブンを数行だけで説明することは叶わないのですが、少なくともロボット同士の戦いを描いて「カッコいい!」と称賛するだけのアニメではありません。人間関係の難しさ、戦争の残酷さ、それらをロボットを媒体として描いています。

昭和アニメの主題歌は、もうアニメの世界観どっぷりの楽曲ばかりでしたが、それはそれで良い時代だったかもしれません。

昭和に限れば、個人的にはクリスタルキングによる北斗の拳の主題歌である「愛をとりもどせ!!」がベストアニメソング。2番目は水木一郎の「デビルマンのうた」かな。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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