スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと@19年09月04日(水)

6言目の「ねごと」。昨日の導入部の文章を書き替えるのをウッカリ忘れてしまっていたので、さっき内緒で書き換えました。

取材協力

店内イベント

店外イベント

  • 19年11月15日(金)〜17日(日)
    第16回 東京蚤の市@国営昭和記念公園(東京・立川)

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【09月】07日(土)/12日(木)/21日(土)/26日(木)

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3周年のタイミングでブログ(のようなもの)のタイトルを「スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと」に変えましたけれど、名前の変更に伴って当然ながらタイトル絵(呆けたクマのイラストが描かれたヤツです)も変えました。

その際、以前から試してみたかった手法を取り入れてみることにしました。パソコンで打ったフォントを、自分の手で鉛筆によりトレースするのです。トレース、つまり上からなぞるわけ。

すると、なんということでしょう。無機質だった文字が一転、温かみを伴った文字へと変貌しました。少なくとも自分はそういう印象を受けました。想像していたよりも結構時間が掛ったので、「これで思っていたような効果を得られなかったら骨折り損だな」なんて、頭の中でボヤきながらの作業でしたけれど。

でも、この地道な作業を進めながら「あ、コレだ」と思いました。もはや人間の仕事のほとんどを機械で代用できてしまうであろうこの先の時代を生き抜くうえで大事なのは、この『手づくり感』なんじゃないかと。

パソコン経由で出したフォントをトレースしながら、何回も「あ、ちょっとズレた」とか、「あ、ここだけ塗りが浅いか」なんて感じることが何度もありましたが、でもコレが機械(このときはパソコン)に出せない、人間ならではの仕事なんだなと再認識したのです。もう、人間が機械に勝てる部分はココしかないだろうと。

今後、資本力のある大企業はより機械化を進めていくハズですが、ウチみたいな個人商店がそういう大企業と勝負するには、”機械化”の逆、言うなれば”人間化”していく必要があるわけです。いや正確には、無理やり”人間化”という表現を使わなくても、”人間のまま”でいれば十分という方がしっくりきますか。

話題が大きくなってしまって収拾がつかなくなるので、オシマイ。「スウェーデン洋菓子店、深夜のねごと」の題字は手でトレースしたものです、というハナシでした。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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