ビョルネンは時間泥棒@19年03月13日(水)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【03月】28日(木)/30日(土)
  • 【04月】06日(土)/11日(木)/20日(土)/25日(木)

今日の時間泥棒

オーロラさんからお手紙ついた

今日はJanさんによるスウェーデン語レッスンもあったのですが、それは後程。

まずはオーロラさんから、ムーミンのイラストがあしらわれたお手紙いただきました。ムーミンバレーパークのプレオープンにいらしていたんですね。いつもお手紙ありがとうございます。そしていつも通り、この場でアンサーさせていただきます。

手紙に書いてあった「竹の子族がライディーンで踊る」とか、きっと現代っ子にはチンプンカンプンではないでしょうか。マジウケルンデスケドー。

それにしても、Y.M.O.がオーロラさんの青春とは。スウェーデン人のJanさんといい、自分が受験勉強時に聴いていた音楽が今になってここまでコミュニケーションツールとして活かされるとは予想だにしませんでした。日本好きのスウェーデン人には、結構Y.M.O.の話題が通じたりするので、無駄な知識は何もないですね。勉強ばっかり強いる親の存在は考え物です。

自分は特にファーストからサードあたりまでのY.M.O.の曲ばっかり聴いていたのですが、自分なりの3曲を選んでみました。オーロラさんと趣味の合う曲はあるでしょうか。じつは「ライディーン」は自分のなかでのランキング上位にはありません(キライじゃないけれど)。

「Absolute Ego Dance」(1979)
当時、何気なく聴いていたけれども、最近になってこの曲が当時かなり実験的なものであったことを知って益々好きになった曲。沖縄音楽のグルーヴをコンピュータ音楽で再現するには音符をどの程度ずらせばいいのかを研究してつくられたもの。コンピュータで音楽を作ることが現代と違ってむしろ制約になっていたことを伺わせてくれるので、イノベーションの象徴的なところが好きです。ちなみに作曲の細野晴臣氏は主にベース担当で「風の谷のナウシカ」のテーマ曲作ったヒトと紹介すれば、Y.M.O.を知らない方でも少し親近感が湧くかも。


「TIGHTEN UP – Japanese Gentlemen Stand Up Please!」(1980)
オリジナルは、アメリカのバンドであるアーチー・ベル&ザ・ドレルズの「TIGHTEN UP」なのでカバー曲。4枚目のアルバム「増殖」にも収録されていますが、このアルバムは1976年から1980年に放送された「スネークマンショー」というラジオ番組とのコラボにより、曲間にコントが入るという異質のCD作品。あまり知られていないけれどもY.M.O.の3人が大のお笑い好きで、テレビでもコントを披露していたほど。


「以心伝心」(1983)
Y.M.O.のボーカルはドラムの高橋幸宏。一般的には坂本龍一、音楽通には細野晴臣らの知名度は高いけれども、当然ながら高橋幸宏もかなり大事なメンバー。Y.M.O.のビジュアル的な戦略をリードしたのも彼だというし、Y.M.O.で最も有名な曲となった「ライディーン」も高橋幸宏によるものだったり。もっと彼の存在は世に認められるべきかと。高橋幸宏ソロアルバムも何枚か持ってた。


本当は「ファイアークラッカー」とか、「東風」とか、「中国女」とか、いろいろありますけれども割愛。

ちなみに自分がY.M.O.に興味を持ったのは「カウボーイビバップ」というアニメ作品で多くのY.M.O.オマージュがあったからだったりします。カウボーイビバップが、カルチャーとしてY.M.O.に影響を受けて、それでY.M.O.のことを調べて、CDを集めるようになって。それが高校生のときだったわけですが、ネットのない当時ながらに色々と調べたものです。

オーロラさんの時代に、どこまで日本におけるY.M.O.が熱を持たれていたか、今度聞かせてください。いや、Janさんと会ったら話が弾むかも。

Janさんのレッスン後のプリント

長くなってしまうけれども、今日書かなかったら時を逸してしまうので延長戦。今日はJanさんのレッスンでした。

あ、参加者さんへ業務連絡。『老舗』は「しにせ」もしくは「ろうほ」でした。誤情報を提供してしまいましたが、自分が政治家だったら「誤解を招くような発言をして申し訳ありません」と言いたいです。でも『流刑』は「るけい」でも「りゅうけい」でも、どちらもOKなようです。

Janさんのレッスンは結局、スウェーデン語中級以上の方が対象となる時間に落ち着いたのですが、今日参加してくださった方々はJanさんとスウェーデン語でコミュニケーションを取れていたので安心しました。自分は発言が少なくなってしまっている方に話題を振ったり、その場のバランスを取るつもりで参加させていただいていますが、ちゃっかり自分も勉強になっています。

しばらく参加者の方々が集まれない期間が続くので、5月あたりまでは不定期開催になってしまうかもしれませんが、スウェーデン人との会話を体験できる場としてはかなり恵まれた場であることは間違いないです。もし興味がある方はお問い合わせいただければ、次回の開催日が決まった際に個別に連絡させていただきます。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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