時間泥棒

ビョルネンは時間泥棒@18年12月18日(火)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

店内イベント

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【01月】12日(土)/17日(木)/26日(土)/31日(木)

今日のマクラ

オーロラさんからの質問内容のせいで、このコーナーを最後に回します。

今日の時間泥棒

今日から『スウェーデンの冬を描いた絵本展』

店内奥のスペースで、今日から『スウェーデンの冬を描いた絵本展』をはじめました。

「冬」がテーマと言いながら、実際は「クリスマス」を扱った絵本が多いのですが、スウェーデンのクリスマスツリーをしまうのはクリスマスから20日後の「Tjugondedag Knut」という日。その日までは一応、クリスマスシーズンが続いているという解釈なので、年が明けた1月26日(土)まで続けます。

裏テーマとして「スウェーデンの絵本作家の層の厚さを知ることができる展示」を目指しました。いろいろな作家の、いろいろな作風の作品を並べましたが、どれもスウェーデンにおいて一定の知名度があるものです。

まあ、よく考えたら展示している絵本は売り場の本棚に前から入っていたもので。そういう表現をするとガッカリされちゃうかもしれませんが、裏を返せば自分たちがきちんとアピールできていないだけで、店の商品棚には結構面白い作品が眠っているということでしょうか。

日本語版とスウェーデン語版を並べてみた

今回、1冊だけ日本語訳の絵本を並べておきました。「ペットソン&フィンダス」シリーズの1冊で、まさにクリスマスがテーマになっている絵本。原題は「Pettson får julbesök(ペットソンおじさんヘのクリスマスの訪れ)」というタイトルで、邦題は「フィンダスのクリスマス」になっています。やっぱりネコのフィンダスの方がキャラとしてヒキが強いから、タイトルがそうなっているのでしょうか。

ちなみにこの「ペットソン&フィンダス」シリーズは1990年代にシリーズの数冊が翻訳され、近年にも再び数冊ほどが翻訳・出版されました。1990年代に出版された日本語版は中古だと高値で取引されることもあるようですので、「ペットソン&フィンダス」に興味をお持ちの方はぜひ。

今日のマクラ

ほかにも「スウェーデン人だけど質問あるコーナー」にハガキ来てた

昨日の夜、おハガキ1通来たと書きましたが、もう1通戴いていたようです(定休日のあいだに届いたのかな)。

質問内容を文字に書き起こしてもいいのですが、ヘタに「スウェーデン」というキーワードを絡めて検索上位になんかなってしまうと(一応)洋菓子店として面倒なので、ハガキを写した画像の文字を頑張って読んでください。スマホの方は、画像をタップすれば画像だけのページが開くようにしておきましたので、拡大したりで読めるかなと。

こういう話題でリカードとワイワイした記憶もないし、おそらく彼もそういう手のハナシは苦手だと思うので(日本好きのスウェーデン人は日本人らしいマインドを持っているヒトが多いと思います)、自分なりにこの話題に絡めた小話を披露することで許していただこうかと。

ポルノと関連しているのかどうかわかりませんが、自分も少なからずスウェーデンに対するキーワードとして「フリーセックス」が挙がっていたことを認識はしていました。でも、その言葉に敏感に反応するのって小学生、中学生、あと電車のなかで大衆紙を読んでるオジサマくらいじゃないですか?「ユニセックス」とか、そういう言葉もあるし。

実際行ってみると、風説にすぎないという印象です。きっと抑圧された環境にある日本人によって作り上げられた幻想なんだと思います。いまでも変わりませんが、日本にとって「北欧 = よく知られていない = ウソ情報でもバレにくい」という図式が成り立っているように、過去のオッサン連中を中心としたメディアによって作り上げられただけなのではないかと(逆に”真実”の可能性もありますが)。

しかし、火のない所に煙は立たぬ。スウェーデン語を勉強してしばらくして「なるほど、これが原因かも」と気が付くようになりました。

アストリッド・リンドグレーンによって手掛けられた出版物のなかに、「Sex pjäser för barn och ungdom」という本があるのです。ウチにもあったんだけれども、どこ行っちゃったかな。というわけで、まともな書影を紹介することができないので、書影をご覧になりたい方はコチラのページを参照してください。

で、この「Sex pjäser för barn och ungdom」という本。絵本ではないのですが、かつて東京蚤の市にスウェーデン語の絵本も出品していたころに、噂の東京マガジン観るのが好きそうなオジサマ連中がやたら手に取るんですよね。ああ、そのときかな。「かつてのスウェーデンに対する幻想はこういうことか!」と気が付いたのは。

「Sex pjäser för barn och ungdom」を日本語訳すると、「子供や若者のための6つの戯曲」という意味になります。子供が劇を演じるための台本が6つ収められている本。おそらくスウェーデン語に興味がなさそうな風体のオッサン連中が何を期待してこの本を手に取ってはそそくさと元の場所に戻していたのか、想像がつくことでしょう。

つまり、「sex」は「6」であり、立派な数詞です。当然、街中にも使われるわけですが、英語の知識しかないヒトがその光景を見たら、まるでそのキーワードが気軽に街なかで使われている光景に見えてもおかしくはありません。それが「煙」の正体なんじゃないかと思うんです。

というわけで、質問いただいたことをスウェーデン人に直接聴くことは憚られたので、そんな話で茶を濁させていただきます。

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