2017年6月から7月にかけて、北欧スウェーデンとフィンランドへおつかいへ行くことにしました。その様子を準備段階からまとめていきます。
今回、フィンランドのヘルシンキからスウェーデンのストックホルムへの移動のための交通手段にフェリーを選択しました。その船の搭乗予約を巡るお話。
ヴァイキングラインとシリアライン
ヘルシンキとストックホルムを結ぶフェリーには2つの運行会社があるようです。それは「Viking Line(ヴァイキングライン)」と「Silja Line(シリヤライン)」。
ヴァイキングラインはスウェーデン語の本来の発音では”ヴィーキング”と表記したほうがそれらしく聞こえますが、ここでは日本語らしい音の”ヴァイキング”と表記したいと思います。
一応どちらのフェリーもウェブ上から予約をすることができます。スウェーデン語ページのみURLを貼りましたが、探せば英語版の情報もどこかにあるハズ(テキトーですみません)。
…が、またクレジットカードの暴走が。
またクレジットカードでトラブル発生
かなりあやふやな情報なので、そんなこともあるんだなくらいで聞いていただければと思います。
前回のおつかい旅 第03話で触れましたが、ここでまたクレジットカードに関するトラブルが発生。本人認証サービス(3Dセキュア)の登録を済ませたにも関わらず、ヴァイキングラインの決済がうまくいかなくて支払いができませんでした。
自分が乗船したい日付の両社の料金比較ではヴァイキングラインの方が安いので、ヴァイキングラインにしようと思ったのに、クレジット決済がうまくいかないのであれば断念せざるを得ません。とりあえずヘルシンキからストックホルムに着ければいいだろうということで、いくらか高いけれどもシリヤラインで妥協することにしました。
つまりはシリヤラインのクレジット決済はうまく完了できたわけですが、何が原因でクレジット決済ができたりできなかったりするのかがわかりません。もし万が一「おせーてやるよ」という方がいらっしゃればご一報ください。
大学時代にヴァイキングラインを使ってストックホルムとヘルシンキ間を往復したことはあるのですが、もう当時の記憶も曖昧で比較できないので、とりあえず今回の旅において乗る予定のシリヤラインのことだけでもいろいろと体験した内容を記録しておきたいとは思っています。
ヴァイキングラインの思い出
当時、2004年でしたがものすごく克明に覚えていることがあります。行きか帰りのフェリーだったか忘れましたが、その時はサッカーのユーロ大会が行われていたのです。サッカーに詳しくない方のためにすこし説明すると、サッカーワールドカップのヨーロッパの国だけバージョンみたいなものです。
フィンランドへの一人旅。船内の大きなスクリーンでユーロ大会が映し出されていたのを観ていました。日本ではなく自分がいまヨーロッパにいるんだということを強く感じた出来事だったのですが、観戦していたのはスウェーデン対イタリアの試合。
お世辞にも鮮明とはいえない大きな映像に、それほど熱心ではなく同じ画面を眺めている同じ空間の何人かの観衆。イタリアに対して1点ビハインドのスウェーデンをあまり期待せずにボーっと眺めていました。
試合の終盤である85分、いま日本でも去就が報道される機会の多いスウェーデンのイブラヒモビッチが「なんだコレ?」なアクロバティックゴールを決めて同点に追いついたのです。同点とはいえ値千金のゴールでした。
いま自分もYouTubeで動画を久しぶりに観ました。当時の自分はバルト海の上でこの試合をリアルタイムで観ていたんだなという思い出がノスタルジックな気分にさせます。
YouTube:EURO 2004 highlights: Sweden 1-1 Italy
そして船内にはリアルマネーを投入して遊ぶ”コイン落とし”が置かれていたことに戦慄を覚えました。ゲーム機内の床がウインウインと往復運動していて、その上にコインを放り込んで溢れ出た分だけのコインが落ちてくるというアレです。日本ででやったら違法のモノが堂々と行われていることに文化の違いを感じました。
発着する港に気をつけよう
大学時代にヴァイキングラインを利用した経験から、「ストックホルムの中心地にほど近いあの港に着くんだろうな。街まで歩けばいいか。」などと考えていましたが、よくよく考えると前回利用したヴァイキングラインと今回利用するシリヤラインでは発着する港が違うのでした。
誰に何が言いたいかというと、みなさんにそんなつまらない情報を知ってほしいがためではなく、自分が間違えないように自分に言い聞かせるためにここに書いているのです。「ヘルシンキのフェリー乗り場とかもちゃんと調べておくんだぞ、と。ストックホルムも想定していた港と違う場所に着くのだからな。」と。
これくらい書いておかないと、ヘルシンキから乗るはずのフェリーが出発する港も間違える可能性がありますからね。自分のうっかりは常に自分の想像を超えてくるのです。
ちょっとわかりづらいですが、参考までに2つの会社のストックホルムにおける港の場所をGoogle Mapで示します。すこし地図を縮小したりしないとわからないと思いますが、シリヤラインの方が街の中心地よりすこし遠いところにありますので、徒歩で中心に出たいのであればヴァイキングラインの方がオススメですね。
ヘルシンキ側の発着港の情報は、ウソ情報を拡散してしまうのが怖いので自分は書きません。とりあえずこれも現地で実際に自分がフェリーに乗る際に記録をしてきたいと思います。
ビョルネン・ソベル