スウェーデン語で「クマ」はなんていうの?スウェーデンでは大人気の世界一つよいクマ、バムセ(Bamse)です。

bilden från “Bamse i Vilda Västern” av ©Rune Andréasson
björn -en, -ar
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ビョーン
スウェーデン語で「クマ」はなんていうの?
スウェーデンの漫画家・アニメーターのルネー・アンドレーアソン(Rune Andréasson)によるスウェーデンでは大人気の世界一つよいクマ「バムセ(Bamse)」と共に紹介します。
クマもスウェーデンでは昔から愛されている動物のひとつで、古くから親しまれている童謡にもクマが登場します。
そしてスウェーデン語でクマは「björn(ビョーン)」といいますが、この単語だけではなく「nalle(ナッレ)」であったり「bamse(バムセ)」という単語も同じくクマを指したりします。
アストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren)の作品、ロッタちゃんの抱えているブタのバムセも、ロッタちゃんがブタのぬいぐるみをクマのぬいぐるみだと思い込んでいるからそう呼ばれているのですね。
スウェーデン語でこれだけ多くの言葉で呼ばれることがあるのですから、スウェーデンでどれだけ親しまれているのかがわかります。
そしてその名もバムセというクマのキャラクターについてですが、このクマさんはおばあちゃんの作った特製ハチミツを飲むと世界一の力持ちになるという能力を持っています。
ちょっとアメリカの漫画のようなテイストの絵に好き嫌いはあるかもしれませんが、読んでみるととても面白いシリーズです。
バムセの友達にはウサギのリッレ・スクット(Lille Skutt)と、カメのスカールマン(Skalman)がいて、3人は色々なところで冒険をします。
なかでもカメのスカールマンは、キテレツ(「ドラえもん」ではなく)のような存在で、自分で発明したものを背中の甲羅の中にしまい込んでいて、ピンチになるとその道具で問題を解決することもしばしば。
世界一つよいクマ、聡明なカメ、そしてトラブルメーカーのウサギが織りなす冒険劇は一見の価値あり。
日本で紹介されることはほとんどなかったかもしれませんが、もしスウェーデン語を勉強していて何か面白い絵本を探している方がいらっしゃれば、スウェーデン語もそれほど難易度の高い文章もそれほど多くないので、ぜひ一度手に取ってみることをオススメします。