スウェーデン語で「ヒツジ」はなんていうの?なかよしなヒツジの2人組、ブーとベーです。
bilden från “Bu och Bä i blåsväder” av ©Olof & Lena Landström
får -et, –
[foːr]
フォール
スウェーデン語で「ヒツジ」はなんていうの?
オーロフ&レーナ・ランドストレム(Olof och Lena Landström)による、なかよしヒツジの2匹「ブーとベー(Bu och Bä)」と紹介します。
「får」は、en名詞と比べると数の少ないett名詞のひとつです。単数形も複数形も同じカタチになりますので、ちょっと注意が必要かもしれません。
いつも何をするときも一緒のなかよしのブーとベーですが、いつもマヌケでおっちょこちょい。そんな2匹の様子を夫婦で絵本作家のオーロフ&レーナが描いています。
シリーズ7作品において、いろいろなことに挑戦したり、ピクニックやダンスパーティーに出掛けたり。「大」がつくほどの事件は起こりませんが、くすっと笑えるハプニングの連発にきっとファンになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなコミカルなブーとベーとはちょっと違いますが、スウェーデンののどかな田舎の風景を舞台にした物語にもしばしば登場するヒツジ。厳密には「lamm」は子羊なんですけれども、今でも歌い継がれている「Bä, bä, vita lamm(ベー・ベー・ヴィータ・ラム)」という童謡が昔からあるように、ヒツジはスウェーデンにおいては欠かせない存在ですね。
ちなみに「Bä」は日本語で言うところの「めぇー」ですね。
日本語にするとすこしリズムが悪くなりますが、「Bä, bä, vita lamm」の内容を日本語訳してみました。時代によるものなのか、スウェーデン語のテキストがちょっとだけ違うバージョンもあるようです。
めぇーめぇー真っ白な子羊さん。羊毛を持っていませんか?
Ja, ja, lilla barn, jag har säcken full.
はいはい、おチビちゃん。袋いっぱいに持ってるよ。
Helgdagsrock åt far och söndagskjol åt mor
おとうさんの晴れ着に、お母さんの日曜日のスカートに、
och två par strumpor åt lille, lille bror.
そして、ちいさなちいさな弟の靴下に。
メロディーが気になった方は、ぜひ「Bä, bä, vita lamm」で検索してみてください。