ビョルネンは時間泥棒@19年03月29日(金)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店内イベント

  • 【NEW】 19年04月26日(金)/27日(土)12時~
    スウェーデン伝統スクエアケーキ2種

    洋菓子教室の詳細ページ
    ※ 04月26日(金)は満席です

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【03月】30日(土)
  • 【04月】06日(土)/11日(木)/20日(土)/25日(木)

今日の時間泥棒

衝動買いに近い感じで購入したバスケット

今日は和菓子づくりの体験教室でした。店長と遊んでくださった皆様、ありがとうございました。いつも遠くから定期的にお菓子作り教室に足を運んでくださる皆様には頭が下がります。

さて。まだまだ続く、週末にメッツァビレッジで開催された「湖畔の北欧市」絡みのハナシ。さーて、今回のビョルネンさんは?

写真のバスケット。今回の「湖畔の北欧市」に出店していた、KIYATAさんのブースで購入しました。イベント開催時間前にマディッケンと会場内をふらふらしていたら、たまたまブースを通りかかったときにこのバスケットが目に入ったのです。

普段べつにバスケットなんか使わないけれども、この木彫によって表現されたオオカミの表情や毛並みが素晴らしくて。素晴らしいものは値段もそれなりになって当然です。具体的な金額は書きませんが、ちょっとしたゲーム機が買えるくらい。

じつはKIYATAさんの作品は以前から気になっていました。でも、きっと大量生産できるものでもなく、ネットショップでポチポチとボタンを押すだけで手軽に買えるというものではないということは知っていました。こうしたイベントでの展示を狙って、直接購入するのが一番の近道っぽいです(詳しくはKIYATAさんのホームページとかで確認していただきたいですが)。

こうして手元に置いておくことができているので結末はもうバレていますが、以下にて購入までの経緯を。

3歳児はワンワンとオオカミの違いが分かる

まず、KIYATAさんが飯能市を拠点にしていたということ。KIYATAさんは直接的な北欧との関係はないものの、イベント会場が飯能市ということもあったから今回の蚤の市への参加に至ったようです。

そして今回のイベントにおける会計は現金のみ、会場の周囲には気軽にお金をおろせるATMなし。つまり、財布に相応の現金がないと購入できないわけです。ざまあみろ、キャッシュレス社会。いや、そんなにキャッシュレスに嫌悪を抱いているわけではありませんが、まあ偶然にもイベントの日には財布の中に複数の諭吉を飼っていました。

さらに、これが最後の難関。購入できるのは、希望者のなかからKIYATAさんとのジャンケンを勝ち抜いたヒトだけ、というルール。「お金を払うから売ってください」というわけではないのです。

KIYATAさんのホームページにも「世の消費文化に小石を投げ続けています」と書かれていますが、「購入希望者がたくさんいるなら値上げしよう」ではなく、正当な価格設定を維持した上で「運が良ければどうぞ」という姿勢が素晴らしいと思いました。

その購入権を賭けたジャンケン大会が始まる12時には30人くらいが集まっていました。このオオカミバスケット以外にも商品がありましたので、購入希望者それぞれに希望の品があるわけです。

時間になって、KIYATAさんの司会の方がそれぞれの品の希望者の数を確認していきます。もしその品に対して購入希望者が1名だった場合はそのままレジへ行って商品を購入できますが、結果的にオオカミバスケットに対する購入希望者は4名でした。購入できる確率は単純計算で4分の1。

どれだけ考えたところでジャンケンで勝ち残れる確率は変わらないのだから、こういうときは子供の天声に任せる。マディッケンに「何出したらいい?」と尋ねると「グー」という答えが。

4人での1度目のジャンケン、1名が脱落。そして3人での2度目のジャンケン。マディッケンに「次は?」と尋ねると、その場の空気にもう飽きてしまったらしく、何も答えてくれない。

しかし、「きっと、それがメッセージなのだろう」と受け取って、もう一度グーを出したら見事に1人だけ勝ち残ることができたのです。結果、見事にオオカミバスケットの購入権を得ることができました。負けたときのことも考えて「勝てればラッキー」くらいに思っていたのですが、本当に勝つとは。

「グー」と言ったマディッケンも偉いけど、それを信じた自分も偉い。


今日、このオオカミバスケットを自宅から店に持ってきたのですが、歩きながら「何かバスケットのなかからチャラチャラと音がするな」と思ってみたら、かまめしどんが入ってました。

さて、このバスケットを店内でどうやって使おうか。個人的にはかつぶし新聞とか入れておくのにいいかなと思うのですが、まだ思案中です。

KIYATAさんの作品、また縁があったらいいんですけどね。

手紙舎さんのブースで豆皿も

この勢いで、ついでに豆皿まで購入してしまいました。

以前から気になっていた動物がモチーフの豆皿シリーズ。東京蚤の市のサブカテゴリである「東京豆皿市」でも人気の品(であるハズ)なので、なかなか買いづらかったのですが、「湖畔の北欧市」はそれほど混雑もしていないので、購入すべきか否かをじっくりと思案することができました。

スウェーデンの洋菓子は、和テイストの皿にも合うんじゃないかと思っていたのですが、こうやって写真に撮ってみると、すごくマッチしていますね。

こうした作品を手に取ることで、自分もお客さんが手に取ってテンション上げてもらえるものを作りたいと思えてきました。最近、クリエイティブに対していい刺激をもらえることが多いです。シングルタスクな人間なので、1つのことに集中できる環境が整わないとなかなか腰を上げられないんですけど。

ここだけのハナシ、4月に配るハズのかつぶし新聞の作文も終わってないし、4月から始まる予定の絵本展示のテーマすら本決まりしていないという。来週までは、そんのくらい、てんやわんや。

※ かつぶし新聞は入稿から納品までを考えると4月アタマの営業日に間に合わなさそうなので、しばらく自宅のプリンタで印刷したものをお渡しします(水に濡れると印刷が滲むけど)

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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