ビョルネンは時間泥棒@19年02月13日(水)

スウェーデン洋菓子店のブログのようなものですが、スウェーデンがまったく関係ない話題ばかり。

「御魚ギャラリー」展示内容

  • 19年02月05日(火)~19年03月30日(土)
    『日本語に翻訳されたスウェーデン絵本展』

店内イベント

店外イベント

スウェーデン語教室

今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
  • 【02月】23日(土)/28日(木)
  • 【03月】09日(土)/14日(木)/28日(木)/30日(土)

今日の時間泥棒

渋谷川を望む階段の踊り場から

今日はスウェーデン人のJanさんによるお話会を開催しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

いくらでもお話してくれる気さくな方だということが分かっていただけたのではないでしょうか。2月27日(水)の初回レッスンに参加してくださる方には良い顔合わせの機会にもなったと思います。

さて。昨日は映画を観に渋谷に行きました。過去の多くの時間を過ごした渋谷ですが、気が付いたらもう完全に別の街になってしまって唖然としますね。

ラジオでとある社会学者が「渋谷は終わった」という旨の発言をしていたのですが、自分もそう感じました。ここぞとばかりに古い建物を一掃し、新しいビルを建てまくっていますが、これまで積み上げてきた文化までゴッソリとなくなってしまい、渋谷としての個性が完全に失われた印象です。

街を開発している人間からすれば「街が生まれ変わる」という主張なのかもしれませんが、自分にとっては生き返ったところでサイボーグのような渋谷にしかならなさそうな気がします。所謂、コレじゃない感。

特に渋谷から代官山に向かう線路沿いのエリアがごっそりと立ち入り禁止にされていたことに驚きました。湘南新宿ラインを利用する際のホームからも見えたのですが、そのエリアに入っている建物すべてのガラス窓にガムテープでバッテンしてあるんです。代官山に勤めていたときは頻繁に通っていたエリアで、老朽化した建物が密集していたので刷新されることはしょうがないかもしれないけれども、渋谷エリアがあまりにも急進的な変化を遂げることに戸惑いも感じます。

いま造られているであろう(推定)オシャレな建物には個性的なテナントは入れるでしょうかね。これらには、きっと高い賃料が設定されるので、資本力あるチェーン店ばかり集まってしまうことを懸念しています。「この店、よくやっていけるな」と思わせるような、不思議な店。実際に利用しないながらも、そういった店が街の個性を形成していたハズなのに。

渋谷ヒカリエとか、渋谷ストリームとか、オシャレスポットにぜんっぜん惹かれないのは自分のセンスが世間と離れているからなのかな。今の流行りなのか、エスカレーター近くにディスプレイ並べてワケわからん幾何学模様をウニョウニョ動かす様子を映し出したり、どこがカッコいいのかわからんのです。

渋谷に足を運ぶモチベーションとなっていたセンター街一番奥のブックオフも気が付いたら閉店してたし。自分が大学生のころには7~8件ほどの本屋があって、しょっちゅうどこかの本屋に寄っていたけれども、いまとなっては納得の行く規模で営業して書店は京王井の頭線ホーム下の啓文堂書店くらいかな。そこのホームページ制作に携わったこともあって親近感もあるし、この書店には頑張ってほしい。

かつて週5日くらいを過していた渋谷ですが、もう仕事の打ち合わせ以外で渋谷に足を運ぶ理由が限りなくゼロに近づきつつあります。

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper
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