18年10月27日(土)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
「御魚ギャラリー」展示内容
- 18年10月02日(火)~31日(水)
『リンドグレーンの描く、世界の子供たち写真絵本展』 - 18年11月06日(火)~12月15日(土)
『エルサ・ベスコフ絵本展』 - 18年11月16日(金)/11月21日(水)
『エルサ・ベスコフ絵本展』お話会
店内イベント
NEW スウェーデン洋菓子教室
2018年11月30日(金)/12月05日(水)「ジンジャークッキーハウスづくり」リッラ・カッテンの「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【11月】15日(木)/17日(土)/29日(木)
- 【12月】01日(土)/08日(土)/13日(木)
店外イベント
18年11月10日(土)/11日(日)
「第14回 東京蚤の市(東京北欧市エリア)」
東京都調布市 東京オーヴァル京王閣 にて18年11月23日(金)/24日(土)
「かわさきパンマルシェ 2018」
神奈川県川崎市 川崎競馬場 にて18年12月15日(土)
「スウェーデンの食と文化 ― ルシア祭とルッセカット」
朝日カルチャーセンター横浜教室 にて
今日のリッラ・カッテン
今日は朝から打ち合わせ。長崎県のとある農作物を扱ったホームページの構築を手伝うことになりそうです。そんなこんなでスウェーデン語レッスンが進行中のあいだ店番担当である自分が少し遅れたことで、レッスンをちょっと遅らせてしまいスミマセンでした。
さて、先日入荷したポストカードを紹介したいと思いますが、まずは最近ウチの店がプッシュしようと企てている
リッラ・カッテン ONLINE SHOP:ポストカード
ヨン・バウエルの名前や概略は18年10月17日(水)の日報でもヨン・バウエルについて触れましたので、彼の作家性についてはそちらを参照いただくとして。で、今日改めて当店お馴染みご意見番とも言える立ち位置にいるスウェーデン人のリカードに尋ねてみました。「ヨン・バウエルってスウェーデンで有名?」って。
リカード曰く、「みんなヨン・バウエルの作品は知っているけれども、ヨン・バウエル本人のことについては知らないって感じかな?」とのこと。そのような回答を口にしながら、いくつかの画像を挙げてくれたのですが、いずれも今回リッラ・カッテンがつくった6点のなかに入っていました。
日本でいえば、葛飾北斎と富嶽三十六景みたいなものでしょうかね。あの赤富士の浮世絵を目にすれば、とりあえず「富嶽三十六景」とか「葛飾北斎」というキーワードは出てくる。スウェーデン人にとって、ヨン・バウエルとはそんな存在っぽいです。
「富嶽三十六景」を「ふがく36系」と書き変えると、特急っぽい。
次の2点は、エルサ・ベスコフのクリスマスシーズンのためのグリーティングカードのイラストをモチーフとしたポストカード。
リッラ・カッテン ONLINE SHOP:ポストカード
エルサ・ベスコフは自身の絵本作品以外にも、いろいろなところへ作品を提供していました。この2枚もそのうちの一部、ということです。言わずもがな写真の下段2枚がオリジナル、上段2枚が今回作成したポストカードです。
オリジナルが100年近く前のものという理由もあるのでしょうが、紙質がザラザラしすぎていて、イラストの抽出にはかなり骨を折りました。
骨を折った挙句、個人的にはもうちょっとだけザラザラ感をキレイに仕上がれば最高だったという反省点も。ヒアルロン酸が足りなかったか。これは自分の経験値になりました。
最後。いまのところ反響が最も大きいポストカード2点。
数カ月前から店長の夢であった「(本当の意味での)オリジナルポストカードがつくりたい」を叶えるべく、イトウさんにオリジナルイラストの制作を打診させていただいていたのでした。2周年記念のうまい棒の前後だったと思うので、実に2カ月ほどの準備期間を経て実現したポストカードです。
リッラ・カッテン ONLINE SHOP:ポストカード
店長がイメージを伝え、イトウさんがそれをカタチにしてくれました。1つは「民族衣装&クルビッツ」、もう1つは「ハート型ジンジャークッキー」がモチーフ。
イトウさんは今回のイラストを担当してくれるにあたり、本当にいろいろと調べてくれました。スウェーデンの伝統的な模様「クルビッツ」についても、SNSを通じてクルビッツを扱った書籍を所持している方にコンタクトを取ってくださったり(Nishimuraさん、ありがとうございました)。
そしてスウェーデンの古き良き時代のグリーティングカードのエッセンスを学ぶべく、いろいろな書籍を参考に調べたうえでイラスト制作に取り組んでくれたのです。
メールに添付されて送られてきた、仕上がったイラストを見たとき、一目で「流石」の二文字が頭に浮かびました。色彩の濃淡の具合、陰影のつけ方、雰囲気の再現、いずれも満点だと思います。まあそんな理屈は抜きにして、「これいいな」と感じてくださった方の手に取ってもらえますように。
イトウさん、今回もお疲れさまでした&ありがとうございました。
※ スウェーデン語絵本の登録の復旧はしばらくお待ちください