18年10月06日(土)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
「御魚ギャラリー」展示内容
- 18年10月02日(火)~31日(水)
『リンドグレーンの描く、世界の子供たち写真絵本展』
店内イベント
リッラ・カッテンの「スウェーデン語講座」
入門者向け「スウェーデン語講座(ガイダンス)」のご案内
- 今後のガイダンス開催予定日(いずれも16時~17時)
- 【10月】11日(木)/25日(木)/27日(土)
店外イベント
18年11月10日(土)/11日(日)
「第14回 東京蚤の市(東京北欧市エリア)」
東京都調布市 東京オーヴァル京王閣 にて18年11月23日(金)/24日(土)
「かわさきパンマルシェ 2018」
神奈川県川崎市 川崎競馬場 にて18年12月15日(土)
「スウェーデンの食と文化 ― ルシア祭とルッセカット」
朝日カルチャーセンター横浜教室 にて
今日のリッラ・カッテン
本日のリッラ・カッテンは貸し切り。何をしたかというと、普段はそれぞれの曜日や時間帯に散らばっているスウェーデン語レッスン参加者さん同士の交流会という趣旨でのささやかなパーティーを開いたのでした。
残念ながら予定が入っていて参加できない方も多かったのですが、店長はそれでも前日から楽しそうに準備を進めていました。
以前、何かの拍子で北欧識者数名が集まった際に「フィンランドが”かもめ食堂”で人気を博したのだからスウェーデンも対抗しないと」という会話が店内で上がったのですが、「じゃあスウェーデンは”ヘラジカ食堂”で」という結論になったのを記憶しています。
ということで、本日の店内交流会パーティーにおいて店長により提供されたヘラジカ食堂のスウェーデン料理の一部を紹介します。以下に紹介するのは日本で有名になった三大スウェーデン料理と言っても過言ではないかも。
定番、スウェーデン風ミートボール「
ミートボール自体には日本のそれと比べて特徴的な点は挙げられませんが、添えるソース&リンゴンジャムによって一気にスウェーデン風ミートボールとなります。
フクヤさんのブログのなかで「ミートボール(ミニハンバーグ大)を食べた」というクダリを拝見して、「そういえばスウェーデンのミートボールって大きさによって名前が変わるんだよね」ということを思い出したので、そのうち記事にしてまとめますということをSNS上に宣言してました。
このミートボールの件は既に9割ほど文章は完成しているのですが、今後こうした知られざるスウェーデンにまつわるエトセトラをシリーズ化していこうと考えているため体制を整え中。そのうち『スウェーデン四方山ばなし(仮)』としてお披露目したいと思います。
こちらはスウェーデン風ポテトグラタン「
日本語名を「ヤンソン氏の誘惑」として紹介される機会もしばしば。日本において名前の由来は「菜食主義のヤンソン氏ですら魅了するほど美味しい食べ物だったから」という逸話が語られるケースが多いです。
が。諸説あることは間違いないのですが、スウェーデン語の情報をザっと調べてみると…スウェーデン料理と同名の「Janssons frestelse」という1928年に公開された映画が由来であるという説の方が有力なようにも見えます。
ちょっと日本で流布されている情報の信憑性については今後の課題としておきたいと思います。こちらも真相の追及は『スウェーデン四方山ばなし(仮)』行きで。真実に興味がない方は読んでいただかない方がいい内容になる可能性もありますが、どうなんでしょうね。
こちらは最近なんだかよく耳にするようになったスウェーデン料理「
自分は北欧情報の摂取源としてフクヤさんのブログしかほとんど見ていないので、またまたフクヤさんのブログから「「空飛ぶヤコブさん」を作ってみました(反省を踏まえた改善点も)」という記事を紹介させていただきます。ちなみに店長もこちらで紹介されているレシピや工夫点などを参考に作ったようです。
日本では「空飛ぶヤコブさん」として紹介されていて、素材として挙げられているのは、鶏肉、バナナ、ベーコン、ホイップクリーム、チリソース、ローストしたピーナッツ(kyckling, banan, stekt bacon, vispad grädde, chilisås och salta rostade jordnötter)。父親ヤコブさんが冷蔵庫の在りもので作り上げた料理とのこと。
1976年に初めて「
「Allt om mat」のサイトのなかに、その1976年に初登場したFlygande Jacobの記事の様子が画像付きで紹介されているので、それも『スウェーデン四方山ばなし(仮)』行きで。
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さらりと提供されたスウェーデン料理を紹介するはずが「”ヤンソン氏の誘惑”の語源追及宣言」など、なんだか壮大なハナシになってしまいました。
本日お集まりくださった皆様、ありがとうございました。
ビョルネン・ソベル