18年09月01日(土)くもり。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
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18年09月29日(土)/30日(日)
「うららかマルシェ(Koloniさんブースにて販売)」
千葉県浦安市 THE ISLES(ジ・アイルズ) にて18年11月10日(土)/11日(日)
「第14回 東京蚤の市(東京北欧市エリア)」
調布市・東京オーヴァル京王閣 にてNEW 18年12月15日(土)
「スウェーデンの食と文化 ― ルシア祭とルッセカット」
朝日カルチャーセンター横浜教室 にて
今日のリッラ・カッテン
リッラ・カッテンでは、今日、昨日と2日間連続でザリガニパーティーを開催しました。
洋菓子の店内には開店前からテーブル上ににザリガニパーティーの準備が。そして天井にはガーランド、そしてザリガニの姿があしらわれた風船が吊るされています。
この店がオープンして以来、過去最高のハデな飾りつけでしょうね。
主役のザリガニ。まだ参加者のみなさんが集まる前のタイミングでしたが、これがテーブル上に置かれると店内は完全に魚介の薫りに包まれました。
ちなみに期待しすぎないでいただきたいですが、ザリガニはスウェーデンから取り寄せているわけではありません。北海道の阿寒湖で獲れたウチダザリガニ、つまり国産。今回のパーティーで提供したのは、このザリガニを香草ディルと一緒に塩水で茹でたものです。
ザリガニのほかにも、ヤンソン氏の誘惑(Janssons frestelse)という名のスウェーデンでは定番といえるポテトグラタン、そしてチーズパイなどといった料理も。
本来のスウェーデンにおけるザリガニパーティーにはシュナップスなどのアルコールの存在も欠かせないところですが、カッテンでは大家さんとの取り決めの都合でアルコールを提供することはできないので、それはナシです。
たまたま東京でも同じタイミングでザリガニパーティーをやっているなかで、「リッラ・カッテンはアルコール飲み放題じゃないから、アルコールが呑めない人間にとってはこっちの方が都合がいい」という声を聴いて、「なるほどそういう需要がありますか」と。
時間になって参加者の皆様が揃い、ザリガニパーティーグッズを身に纏ったら、スウェーデンの飲み会の場で定番の「Helan går(ヘーラン・ゴール)」という歌と共にザリガニパーティーがスタート。
YouTubeにホンモノによる動画がアップされていたので、拝借いたします(YouTube経由の動画なので、そのうち観られなくなる可能性もゼロではありません)。
「Helan går(ヘーラン・ゴール)」のスウェーデン語テキストと、その日本語訳は以下のような感じ。日本語訳は、オリジナルのスウェーデン語テキストをどう解釈するかで揺れが出てくると思いますから、まあ参考までに。
Sjung hopp faderallan lallan lej唄え、ホップ・ファデラッラン・ラッラン・レイ
Helan gårすべて飲み干せ
Sjung hopp faderallan lej唄え、ホップ・ファデラッラン・レイ
Och den som inte helan tarすべて飲み干さないヤツには
Han heller inte halvan fårグラス半分も注いでやらないぞ
Helan gårすべて飲み干せ
(Drink)(飲み干す)
Sjung hopp faderallan lej唄え、ホップ・ファデラッラン・レイ
開催1日目の方には、北欧つながりで日ごろお世話になっているけれどもなかなか会えない御二人や、お店でのスウェーデン語レッスン開始当初から参加してくださっている生徒さんもいらっしゃったので、立場を濫用して自分も席に着かせていただきました。
ヘンに気を遣って名前を伏せる方が失礼かなと思い、前者の御二人については敬意を込めて実名を挙げさせていただきます。ノルウェー夢ネット主宰のアオキ先生と、世田谷の北欧ビンテージ食器「フクヤ」を営んでいらっしゃるミタさんが、今回のザリガニパーティーに参加してくださいました。
本当にありがたいことに御二方にはリッラ・カッテンの情報に目を通していただいていたり、逆に自分も御二方の情報をSNSを通じて目にしたり、直接お会いできる機会はそう多くないというのに「この前、〇〇してましたよね?」なんて会話が成立してしまう。決して悪い意味ではなく、ニュートラルな気持ちで「なんとも現代的なコミュニケーションだなぁ」とお会いする度に思ってしまいます。
あんまり先輩後輩を感じるような業界ではありませんが(先輩後輩の関係はキライだし)、こうしてお店に足を運んでくださったり、対等な目線で会話をしてくださったり、自分がこの場で書いている内容について(きっと愛のある)揶揄してくれたり、自分なりに常日頃から御二人には感謝しています。
敬意を持つ一方で”北欧業界の先輩”という表現が堅苦しいのであれば…”北欧業界のご先祖様”とか。ああ、むしろなんだか失礼な気がするぞ。
アルコールが入っていない場だったはずなのに、会話の内容は危険すぎて書けません。きっとあの場に居合わせた皆が正直だったのだ。
オマケ。ミタさんのコーディネートがお上手すぎる件について。
以前、キャロットケーキづくりの体験教室に来てくださった際のニンジンを意識したコーディネートに続き、今回はザリガニを意識したコーディネートをしてきてくれました。
ボトムはもちろんザリガニの殻を意識したカラー、言うなれば「ザリガニ殻カラー」。そして靴はザリガニのシッポを意識して、こちらもやはり「ザリガニ殻カラー」。殻カラーからの…さらにトップスが白であることにも意味があって、殻を剥いた身の白を意識したのだとか。
こういうサービス精神がフクヤさんのブログにも表れているんでしょうね。写真は豊富だし、情報の裏付けは「そこまで調べたんですか!」っていうくらいに細かいし。
生来のエンターテイナーに、やはり尊敬の念を抱かずにはいられません。
2日間のザリガニパーティーへご参加くださった皆様ありがとうございました。
きっとまた(お店が存続している限りは)来年もやるでしょうから、当店のザリガニパーティーが、一部のスウェーデン贔屓の方にとっての夏の終わりの風物詩として欠かせない存在になれますように。
ビョルネン・ソベル