ビョルネン日報@17年11月14日(火)あめ

17年11月14日(火)あめ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。

現在お申込み受付している店内イベント

カレンダーには記載していますが、12月にリッラ・カッテン風のミニクリスマスパーティーを予定しています。その場で何が提供できそうかを店長に相談していますが、個人的にはクリスマスプレゼント交換会をやりたいと思っています。お知らせページができたら、またあらためて。

今日のリッラ・カッテン

今日は「ねこかん制度」を通じてのお手伝いのお申し出をいただいた方と午前にお会いしました。これでひとまずご協力いただく予定の4名とお会いしたことになります。極端なハナシ、当店からお願いしたいことは「楽しんでもらうこと」しかありません。まだ具体的にお手伝いいただく日程の精査すべき点は残っていますが、みなさまよろしくお願いいたします。そして、まずはありがとうございます。

で、そのあと午後からは六本木のスウェーデン大使館へ向かいました。「スウェーデン系フィンランド文化の日」と銘打たれたイベント…というかセミナーというか。しれっと大使館から招待のメールが届いていたので、参加してみることにしたのです。

じつは去年もこのセミナーあったんですけどね。開催前日に自分は人生初の救急搬送&入院とやらを体験しまして、その禊という意味もこめて今回こそ参加するぞと思いやってきた次第です。

ちなみにセミナーのあとにティータイムが用意されているとのこと。一人で聴きに来ても周りに知り合いがまったくいないと時間を持て余しそうだったので、カッテンのスウェーデン語レッスンに参加してくださっている「ミッキーさん(仮名)」がこの会に参加したがっていたので道連れになって来てもらいました。

ところがフタを空けてみると、会場では知り合いの方が5名もいらっしゃっていて驚き。リッラ・カッテンを介してスウェーデン好きさんたちとの知り合いの輪が広がったことは喜ばしいことです。

大使館の奥に位置するアルフレッド・ノーベル講堂。大学時代から何度か出入りしていますが、大学の教室のような間取りは相変わらず苦手な空間。もし眠気に負けてしまってもいいように、講堂の一番後ろの席に隠れるように座ることにしました。アントニオ猪木だったら「聴く前から寝ること考えるバカいるかよ!出てけコラッ!」と張り手されるところです。

でも先に言っておきますけど、寝ませんでした!スウェーデン系フィンランド人の皆さんが講演をしてくださったのですが、そのスウェーデン語を聴き取ろうと、ちょっとがんばりました。

冒頭、大使のマグヌス・ローバックさんの挨拶によると、「スウェーデン系フィンランド人の話すスウェーデン語は古い響きがするスウェーデン語である。じつはよう知らんけど。」ということだったので、どれだけスウェーデン在住スウェーデン人のスウェーデン語と違いがあるものかと期待していました。

でも、スウェーデン系フィンランド人のみなさんのスウェーデン語は思ったよりもわかりやすいような気がしました。むしろ、比較的ゆっくりとしたスウェーデン語で聴き取りやすかったかも。

講演全体が終わって、講演者のひとりであるヴィッレ・アンデション(Ville Andersson)さんというアーティストの方を囲んで、皆さん交えて雑談したのですがとても聴きやすいスウェーデン語でした。(父母が逆かもしれないけれども)父親とはフィンランド語で、母親とはスウェーデン語で会話をして育ったとのことで、雑談は終始スウェーデン語で進みました。

今日スウェーデン系フィンランド人の方とお話するのは初めてでしたが、フィンランドの人口全体の5~6%ほどがスウェーデン語を生活言語にしている民族だそうで、ちょっとその地域に行ってみたいと思いましたね。今年7月の自分の実験では首都ヘルシンキではスウェーデン語があんまり歓迎ムードではなく感じたので、次回にフィンランドを訪れる際は、たとえばオーランド諸島にも立ち寄ってみたい。

知っているフィンランド語、「Onko tämä kahvia?(オンコ・タマ・カハヴィ)」はヴィッレさんに発音を褒めてもらえました。「これはコーヒーですか?」という見ればわかるだろう、という不毛なフレーズ。いやいや、日本には醤油という類似品があるので、このフレーズは役に立つかもしれないぞ。というわけで、皆さんぜひ憶えて明日ご家族に使ってみてください。

それにしてもリッラ・カッテンでスウェーデン語を始めたミッキーさん、まだスウェーデン語を初めてから1年経っていないと思うのですが、やはり情熱に勝る勉強方法ってないですね。ヴィッレさんとの雑談もミッキーさんが会話をスタートさせたところからがきっかけでしたので。スウェーデン語を机の上で勉強をしても、実際にスウェーデン人と会話する勇気がなければ、スウェーデン人とスウェーデン語でコミュニケーションできる日は来ないわけですから。その壁を乗り越えているだけでも立派です。偉そうだけど、自分も引っ込み思案なタイプですのでね。このままだと自分はミッキーさんに追い抜かれるぞ、ハハッ↑(笑)。

午後3時から午後8時までの長丁場、思ったよりも楽しめました。もし今後もスウェーデン大使館でのイベントのお誘いがあったら、もうちょっと積極的に参加してみてもいいかな…と少しだけココロの扉が開いたような気がする一日でした。

本日の駄文:今日もまかないシナモンロール

神武寺から六本木に向かう途中、横浜に乗り換えて本屋に寄りました。目的の本は、コンピュータ関係の専門書。もちろんネットで購入することはできるのですが、同じテーマについて書かれた本同士で比較したかったこと、明日からその本が使いたかったことなどもあり、東京へ出るついでに本屋で直接探そうと思ったのでした。

しかし、そこそこ大きいと思っていた横浜の本屋には、コンピュータ専門書コーナーがなかったのです。元からそんなコーナーはなかったのかもしれませんが、ちょっとショックでした。

たしかに最近は技術的な調査が必要な場合はネットで情報を検索してしまうので、専門書を手に取る機会はめっきり減りました。勤めビトをしていたときなんかは、昼休みに食事をしたあとに必ずと言っていいほど本屋に行って技術書を立ち読みしていたというのに。

というわけで、セミナーが終わった後に渋谷に寄って、馴染みの本屋に行きました。この本屋にはお目当ての書籍が置いてあってよかった。でも”リアル書店”での買い物が大事だとは思っていても、品揃えだったり、古本との価格の比較だったり、どうしても”ネット書店”に注文してしまいがちですよね。

もし自分が新本を扱う本屋だったら、どうやってお客さんに足を運んでもらえるのか、どうやってネット書店との差別化が図れるのかを画策すると思うんですけどね。もうちょっと街なかのリアル書店には集客に対する工夫が見られてもいいんじゃないかと物足りなさは感じています。このままでは本当に街から書店が消えても”しょうがない”で終わってしまうんでしょうね。

ホームページをつくる仕事に携わっていながらこういうのもアレですが、画面に映し出される情報ってアタマに定着しずらいと思うんですよ。メールを画面で読んでいても大事なことがアタマに入ってこないので、自分は大事なメールはプリントアウトして下線引いて確認するようにしています。書籍だって電子書籍なんかよりも紙の書籍から得た情報の方がアタマへの定着率がいいと信じているんですけれど、自分だけでしょうか。

ハナシをまとめますと、リッラ・カッテンもそうですがネット店舗に負けじと、リアル店舗頑張れ、ってことです。ええ、まずは自分のトコロを頑張りますとも。やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり。

蛇足ですが。この書店チェーンのホームページ制作に携わらせてもらったから、じつはこの書店に思い入れがあったりします。ホームページのライフサイクルも早い昨今、このさき同じホームページを何年使ってもらえるかな。

ビョルネン・ソベル

リッラ・カッテンの絵本、雑貨、あと雑用を担当。本を読むことよりも、大量に並んだ背表紙や古い本の雰囲気が好き。つまり、あんまり本は読みません。葛飾出身の日本人。インスタグラムは「@lillakattenpaper

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