
17年02月23日(木)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
つい数日前に春一番やら春二番が吹いたと思ったら、本日も朝から強風をともなう雨。春先ってこんなに天気が荒れるものでしたっけ。

もうすぐ2月も終わってしまいますが、店の壁に飾ってあるエルサ・ベスコフによる2月の絵。今年は関東圏でここまでは積もりませんでしたね。
1年に一度くらいは大雪の日があってもいいと思うんですけどね。なんでも順風満帆であることよりも、すこしくらい不便さとの共存を楽しめるくらいの余裕が日本人には必要だと思うんですけどね。自分が日本の大統領になったら、一年で最初の大雪が降った日は祝日にします。
念のためですが、現在の日本に大統領がいないことは知っていますからね。

ところで昨日の日報で紹介した「Vaniljhärtan(バニラのハート)」を1日寝かせて食べてみました。店長と半分ずつシェアしたので、今日の画像はハートの断面図。
結果としては、1日置いたほうが美味しくなるという結論に至りました。クッキー生地の強すぎるサクサク感が抑えられて、ほどよいしっとり感がプラスされましたね。
店長曰く、クッキー生地もちょっと厚みを調整するかもしれないとのこと。それによってバニラソースの比率も多くできますし、その方がリッチになっていいと思います。
今後もう少し改良が続くかもしれませんので乞うご期待。

Folk på bokrean 2009, strax efter att den startat vid midnatt. © Fluff
そういえばなのですが、スウェーデンではアレが始まっています。「Bokrea(ブークレーア)」というもので、つまりは『本のセール』の季節です。読書好きのスウェーデン人にとっては嬉しいイベントかもしれません。
写真はWikipediaに掲載されていた画像をお借りしたものですが(Fluffさんに感謝)、そのキャプションのスウェーデン語「Folk på bokrean 2009, strax efter att den startat vid midnatt」から、”深夜”にスタートした直後のBokreaの様子だということがわかります。そう、Bokreaは”深夜にスタート”するものだったのです。
しかし、Akademibokhandeln(アカデミーブークハンデル)というスウェーデン最大の書店チェーンのサイトをのぞいてみると、PDFには開始時間が「07:00」と書かれていました。もう深夜に本を買いに行く情熱を人々は失ってしまったのでしょう。ここでも時代が変わってしまったようです。
かつて大学生だった自分がBokreaのシーズンに1ヶ月ほどヨーテボリに滞在したことがありました。ウワサにはきいていましたが、いい機会なので交通機関も動いていない深夜2時に雪道を踏みしめながら片道30分ほど歩いてショッピングセンターの本屋まで行った記憶があるのですが、もうそのような過酷な体験もできないのですね。
ビョルネン・ソベル