16年12月20日(火)はれ。今日一日、お店であったあんなことやこんなことだったり、思ったことなどを綴ります。
明日は冬至らしいですね。あまり暦に関心のない人生を送ってきたもので、こんなにクリスマスと冬至というものが近いことを初めて認識しました。
ちなみに当店、12月23日(金)は祝日ですが11時から17時までオープン予定です…って言いましたっけ。日曜日と祝日を定休日に設定しているグウタラな店なので、「休みの都合があわずに来られなかった」などというお客さんでもいらっしゃらないかな、と。
そして12月24日(土)は11時から20時くらいまで店をオープンしておこうかな、と。普段は17時までですけど、この日は20時まで。
いずれの営業スケジュールも地元の方にあんまりアピールしていないし、閑古鳥のさえずりが聴こえてくる可能性もありますが、とりあえずオープン予定です。
祝日オープン&夜オープンをやってもお客さんがまったくこない散々な結果になってしまったら、きっと来年は拗ねて(すねて)何もしませんよ。まあ、暇なら暇で絵本の登録とか店でやることはたくさんあるので、大盛況でも閑古鳥でもどのような状況になるか、ちょっと楽しみにしています。
ちなみに自分のクリスマスは、J-waveで毎年一度だけ24日(土)の夜に放送される沢木耕太郎ナビゲートの番組、「天涯」が聴ければそれでいいです。主にリスナーと沢木耕太郎が電話で今年の出来事、来年の豊富などの会話を交わす番組という認識です。沢木耕太郎の本を読んだことも彼のことを深く知っているわけでもないのですが、この番組のエンディングに流れる Tom Waits の Innocent when you dream という曲を聴くことで「もう一年経ったのか」という実感を得るのです。
この Innocent when you dream という曲は、有名な曲で例を上げれば Louis Armstrong の What A Wonderful World のような曲で、オケとヴォーカルのギャップが物凄くミスマッチなことが印象的。でも、それが自分にとってのクリスマス。全然共感できないでしょうけど。
さて、今日の新しいメニュー。ホワイトチョコとラズベリーのチーズケーキ。ラズベリーはスウェーデンでは馴染みのベリーのひとつですね。
実はリッラ・カッテンには店長の気まぐれで作る『創作チーズケーキ』がありまして。伝統的なスウェーデン洋菓子とは対象的に、季節の素材を使ったり、手に入った材料を取り入れたり、あえて入れ替えサイクルを早くしています。
お客さんから「もうあのチーズケーキないんですか?」というお声をいただくことも。個人的にも提供が終了してしまうのが惜しまれるチーズケーキもありますけれども、一緒に次に登場する機会を待ちましょう。
「渋皮栗のチーズケーキ」など、多くの方から惜しむ声をいただくことで早めに再登場する場合もあるので、ぜひお気に入りのチーズケーキがあれば声をお届けください。
そして、閉店後。自宅で試作を繰り返していた「お年賀」を実際に提供するフォーマットで作ってみることに。和紙にプリンタで印刷し、これを封筒状に折ります。
酉年なのです。ニワトリなのです。
イラストは当店でお客さんにお渡ししているカードでおなじみの Ingrid Vang Nyman(イングリッド・ファン・ニーマン) にしました。著作権の問題などをクリアできる(死後50年経過)、キャッチーなテイストである、といった使い勝手から彼女のイラストは重宝させていただいています。
店長は他のイラストを推していましたが、画像の大きさ的に取り入れるには小さすぎたので断念。
中身は一杯ドリップコーヒーと、ちょっと大きめのステンドグラスクッキー。
このステンドグラスクッキー、光の反射で見えづらいかもですが何のモチーフかわかりますか?答えを言えば、いまさらながら茂木健一郎も唸る「アハ!体験」が訪れる。個人的に過半数が間違えると思っていますが、答えは次の画像の後に。
スウェーデンカラーの「青」と「黄」のバージョンを作りました。
一杯ドリップコーヒーに違いがあって、「青」はビターブレンドコーヒー、「黄」はカフェインレスコーヒーです。カフェインレスは寝る前とかのリラックスタイムに飲んでも安心。
そして、スタンドグラスクッキーのモチーフは「鳥かご」でした。「和の心」を持ったヒトには「釣鐘」に見えるし、見るヒトのココロを映し出す、まるで有名な認知心理学的な多義図形『ルビンの壺』のようなクッキー型。鳥かごですからね、鳥かご。
昨日の夜に思いついて貼りたくなった、スウェーデン国旗シール。スウェーデン国旗シールなんてニッチなものが売っていなかったので、これも印刷でつくりました。ラベルシールはヨドバシゴールドポイントで全額をお支払。
いちおう、スウェーデン洋菓子店によるお年賀ということで、ちょっとスウェーデンをアピール。スウェーデン好きの方がこのお年賀を誰かに渡したくなってくれればな、と。
準備ができれば明日から店頭に並べたいと思っています。
mvh ビョルネン・ソベル