2016年10月4日(火)に、リッラ・カッテンでは通常180円で提供しているシナモンロールを100円(税別)にて提供致します。
「この味がいいね」と君が言ったから。
まるで歌人・俵万智による1987年のベストセラー詩集を想起させるような『シナモンロールの日(Kanelbullens dag)』が毎年10月4日に記念日として登録されています。
スウェーデンにおいてホームベーキング協会(Hembakningsrådet)に所属していたKaeth Gardestedtさんにより登録された記念日です。
リッラ・カッテンでも「シナモンロール・デイ」を開催します!
今年2016年10月4日(火)には、それにちなんでリッラ・カッテンでも「シナモンロール・デイ」として、通常180円で提供しているシナモンロールを100円(税別)にて提供致します。
どれだけの方に来ていただけるのか検討もつきませんが、念のためにお伝えしておくと「数に限りがあるので品切れの際にはゴメンナサイ」ということで。もちろん、いつもよりは多く用意しますよ。
ちなみにリッラ・カッテンで提供するスウェーデン洋菓子はすべて手作り。ということで、シナモンロールももちろん店長が焼いたものです。
手作りですので、その日の天候や店長の気分によってシナモンロールの大きさや焼き色がちょっとずつ違うこともありますが、そこはご愛嬌。機械で焼かれるシナモンロールとは違い、毎日その表情を変える「表情豊かなシナモンロール」として、その揺らぎも楽しんでいただければ嬉しいです。
レジでご注文時に普段はこちらで選んだものをお渡ししてしまいますが、「このシナモンロールがいいです」と指名していただければ、もちろんそのシナモンロールをお渡ししますので、お気軽に。
そして、リッラ・カッテンのシナモンロールはスウェーデンのレシピを基にしています。ちょっと日本人の舌にあうように調整はしているものの、基本はスウェーデンらしい味を追求しています。
ということで、当店のシナモンロールはスウェーデンでもスタンダードなグルグル型。ちなみにフィンランドのシナモンロールは横から見ると台形だったり、文化によってカタチを変えるのが面白いところです。
本家の「シナモンロールの日」公式サイトでは『シナモンロールデザインコンテスト』なども開催されるようです。(16.09.24現在)
スウェーデンのシナモンロールに特徴的なのはカルダモンという香辛料を使うところ。スウェーデン語では「カデムンマ(kardemumma)」といい、エスニック料理に多用される香辛料でありながらスウェーデン洋菓子には欠かせない香辛料のひとつ。なかには「カデムンマパン」という菓子パンだってあります。
スウェーデンにおける「シナモンロールの日」
この「シナモンロールの日」という記念日制定の目的は、スウェーデンにおけるホームベーキングを象徴するシナモンロールの名を掲げることでスウェーデンの菓子パン文化への関心を高めるのが主目的であり、それを通じてイーストや小麦、砂糖にマーガリンの消費を促進する狙いなんかもあるようです。
そして、なぜこの10月4日が「シナモンロールの日」とされたのか。セムラだったり、ザリガニだったり、はたまたシュールストレミングだったり、そんな他の伝統的な料理とライバル関係にならない日を選んだらそうなった、ということらしいです。
( ´ノД`)コッソリ
mvh ビョルネン・ソベル